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彩墨画のように描かれた戦場を猛者たちが駆ける「三國志11」

コーエーは「三國志11」を9月28日に発売すると発表。シナリオやキャラクターなど追加されたPS2版オリジナル要素とは一体どんなものなのだろうか?

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 コーエーは9月28日、歴史シミュレーションの金字塔「三國志」シリーズ最新作「三國志11」をプレイステーション 2で発売する。本作ではシリーズ初の3D一枚マップ上での戦略と戦術の融合を実現。彩墨画風のマップ上で内政と戦闘の両方が行え、内政で造られた街を攻撃すれば都市にもダメージが及ぶなどの試みが施されている。

 内政は、金を得られる「市場」、兵糧が得られる「農場」、兵器を生産できる「工房」など、9種類の内政施設を1枚マップ上に建てる「箱庭内政」方式を採用。都市によって施設を建設できる数が限られ、各都市にどのような役割を持たせるかが重要になっている。また、戦闘でも、マップ上に「軍事施設」や「罠」を建設できるほか、破壊すると水攻めができる「堤防」などの自然発生ギミックが登場した。ノックバック戦法で敵を追い込み、強力な火罠を発動させて一網打尽にするなど、より頭脳的な戦闘シーンが再現されている。

戦場にも季節が巡る。1枚絵で表現されたマップですべてを行う

 本作では「技巧ポイント」を消費して新たな「技巧」を研究することができる。技巧ポイントはコマンドをこなすごとに獲得。普通に部隊を倒すよりも、戦法で倒した方が多く獲得できるなど、工夫してプレイするほど多く溜まるシステムになっている。「技巧」は、槍兵、戟兵、弩兵、騎兵、錬兵、発明、防衛、火攻の8系統あり、それぞれ4段階にレベルアップ。技巧を修得することで、兵料の攻撃力が上昇したり新兵器が登場したりする。どの技巧から手に入れるかで、統一までの過程が大きく変化するというわけだ。

 戦場の華ともいえる一騎討ちも一風変わっている。フル3Dでの演出はもちろんのことだが、同じ部隊の武将が援軍に駆けつけるというシリーズ初の複数武将同士の対決を実現している。武将交代のタイミングさえ合えば、不利な状態からの大逆転もあり得る。知将の一騎討ち「舌戦」も必見。話題・話術などの手札によって勝敗が分かれるのだが、舌戦中に“怒り”が溜まって“憤激状態”になった武将は、特殊な技を出すことができるようになる。相手と自分の“怒り”を見極めることが勝負に起因するわけだ。

ピンチと判断すれば即交代を心がけよう
舌戦では故事や時節など手を替え品を替え挑む

 シナリオは、184年の「黄巾の乱」から225年の「南蛮征伐」までの史実シナリオ7本に、人気の仮想シナリオ「英雄集結」の全8本。特定のシナリオと君主をセットにした「おすすめシナリオ」や、武将たちがわかりやすくプレイ方法を解説するチュートリアルも用意されている。さらに極まる戦略級シミュレーションゲームのPS2版には、新要素や追加要素も多く取り入れられている。

PS2版の新要素

ステージシナリオ8本収録

 「寡兵の曹操軍で大量の兵士を抱える黄巾賊と対決する」や「呂布軍で、小沛にこもる劉備軍を討伐する」など、特定の状況下で勝利条件達成を目指す。また、特定の条件を満たすと、史実シナリオが2本追加される。

PS2版オリジナルのスペシャル武将を追加

 関平の兄「関寧」、諸葛亮の友人「崔州平」、張飛の妻「夏侯氏」など、PS2版オリジナルのスペシャル武将が18人追加されている。

音声切り替え機能を搭載

 Windows版ではすべての音声を中国語で収録していたが、PS2版では日本語による音声も収録。ゲーム中の環境設定によって、中国語/日本語を切り替えることができる。

「三國志11」
対応機種プレイステーション 2
メーカーコーエー
ジャンル歴史シミュレーションゲーム
発売予定日2006年9月28日
価格通常版:8800円(税抜)、プレミアムBOX:10800円(税抜)
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