3年の月日で練り込まれたシリーズ最新作――「サモンナイト4」(2/2 ページ)
バンプレストは、2006年秋予定で「サモンナイト」シリーズナンバリングタイトルを発売する。さらに広がるサモンナイトの世界は、はたしてどのような夢を見せてくれるのだろうか?
異世界リィンバウム
異世界リィンバウムは、我々の暮らす世界とは異なる空間に位置する世界。「機界ロレイラル」、「霊界サプレス」、「鬼妖界シルターン」、「幻獣界メイトルパ」と呼ばれる、4つの異界と結界越しに隣接しており、それら4つの世界の生物を使役する魔法「召喚術」が絶対的な力を誇っている。
マナと呼ばれる豊富な魔力の源の恩恵によって、かつては「楽園」とまで呼ばれていたが、度重なる異界からの侵略と、国家間の戦争によって、その面影はもはや失われて久しい。
「エルゴの王」と呼ばれる、伝説の英雄が統治したという「王国」時代を経て、現在は大小の都市国家群が、「聖王国」、「旧王国」、「帝国」という、3つの国家勢力のほぼいずれかに所属する形で存在している。
召喚術は、「召喚師」と呼ばれる者たちが用いる秘法。「サモナイト石」という、魔法の鉱石を用いて「誓約の儀式」を行う事で、別世界の存在を呼び出して自在に使役できる。召喚術なくしては、リィンバウムは現在の隆盛を迎えられなかったと言われるが、同時にその存在によって、多くの無益な戦争が引き起こされてきたという側面もあるという。
そんな召喚術によって呼び出される異界の存在が召喚獣だ。「誓約」で縛られた召喚獣は、召喚主の意志によってしか元の世界に帰ることができない。なお「はぐれ召喚獣」と呼ばれる存在は、誓約の失敗や召喚主の死などで、元の世界に帰る方法をなくしたものたちを指す。野生化した凶暴な「はぐれ召喚獣」は、リィンバウムの人々にとって、なにより恐ろしい脅威とされている。
ちなみにリィンバウムをとりまく4つの異世界はさまざまな特徴がある。「機界ロレイラル」は、かつては高度な機械による文明を誇ったが、「機界大戦」と呼ばれる大規模な戦争によって荒廃してしまった廃墟の世界のこと。また、「鬼妖界シルターン」は、龍神や鬼神に見守られて、人間と妖怪たちが共存している世界のことで、人間と妖怪、両者はそれぞれの領分を侵さぬように心がけているが、荒ぶる神々や不心得者によってそれが乱される事もあるという。「霊界サプレス」は、天使や悪魔といった霊的生命体たちの暮らす世界であり、確たる形をもたず、常にその姿はうつろい続けている。その文化形態もまた特殊で、人間の常識では計り知れないという。「幻獣界メイトルパ」は、緑豊かな大自然の恵みの中で、様々な幻獣や、亜人、妖精たちが暮らす牧歌的な世界のことで、亜人とは半人半獣の人型種族であり、それぞれ生来の不思議な力を保有している。
サモンナイトの公式サイトもリニューアルされ、新作発売に向けてさまざまな企画も予定しているとのこと。シリーズ過去作ももちろんのこと、携帯アプリなどにも展開するサモンナイトの新たな扉が開かれるまでは、今しばらく待たねばならない。
サモンナイト4 | |
対応機種 | プレイステーション 2 |
メーカー | バンプレスト |
ジャンル | シミュレーションRPG |
発売予定日 | 2006年秋 |
価格 | 未定 |
キャラクターデザイン 飯塚武史
シナリオ 都月狩
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