テクモ「BASTARD!! -ONLINE-」が1年の沈黙を破り情報公開(1/2 ページ)
テクモは、2006年にサービス開始を予定しているMMORPG「BASTARD!! -ONLINE-」のキャラクターとモンスターの一部設定などを公開した。昨年7月に発表されて以来の長き沈黙を破ったその姿に期待も高まる。
2005年7月に行われた「テクモ新機軸戦略発表会」で発表されて以来、1年あまりの長き沈黙を守っていたMMORPG「BASTARD!! -ONLINE-」がその姿を表した。2006年サービス開始を予定している本作は、水面下でしっかりと開発が進められていたようだ。
本作はそのタイトルのように、人気コミック「BASTARD!! -暗黒の破壊神-」をベースに描かれる。ゲームの舞台はコミックで描かれるストーリー以前からスタートし、コミックのパラレルワールドを冒険することになる。
ストーリー
ダーク・シュナイダーが四天王とともに、世界をその支配化に収めようと列国4王家に侵攻し、4年の長きに渡って続いた大戦争“魔操兵戦争”。
数百を超える「魔操兵(ゴーレム)」と数万のデミヒューマン、そしてダーク・シュナイダーの「闇の軍団」によって4王家は壊滅的な被害を受けるも、メタ=リカーナ王国ラーズ王子率いる5大英雄らがダーク・シュナイダーを封印し、戦争は終わる……。
この魔操兵戦争終結後、ダーク・シュナイダーを封印され、精神的支柱を失った闇の軍団四天王「カル」、「ネイ」、「ガラ」そして「アビゲイル」は、その共通の絆から解き放たれる。結果、闇の軍団は自然と霧散、彼らはそれぞれの思惑を胸に行動することとなる。
またこの戦争終結とダーク・シュナイダー封印から派生したもうひとつの誤算。それがプレーヤーキャラの存在。これは正史にはない。「生まれるはずの無かった」者が生まれ、その僅かな誤差が大きなうねりとなり、宇宙の時間はその思惑をはずれ、微妙にその軌道を変えていく。
あの人気キャラクターとともに闘えるゲームシステム
原作同様、世界を剣と魔法が支配する乱世を舞台にプレーヤーは、カル軍・ネイ軍・ガラ軍またはシーラ姫率いるメタ=リカーナ王国軍のいずれかに所属し、冒険を進めていくこととなる。
カル軍
爆炎の魔術師ダーク・シュナイダーとならび称される氷の魔術師カル・ス。魔戦12将軍中心に、カルを妄信的にカリスマ化する旧闇の軍団第一軍がカル軍。ダーク・シュナイダーの意思を継ぎ、世界征服そして絶対的な破壊の力で一度世界を壊し新たな理想郷を作り上げることがカルの目的。
ネイ軍
ネイ率いる「鬼道衆」の本体はシーン・ハリ、カイ・ハーン、ダイ・アモンを初めとするネイ直接の弟子、頂点に君臨する雷帝アーシェス・ネイ配下の武の一門が鬼道衆である。ダーク・シュナイダーの恋人を自負し、それがゆえに闇の軍団にも参加していたため、ダーク・シュナイダーを失った今、その失望や絶望は大きい。失意のネイの憎悪はダーク・シュナイダーを倒したメタ=リカーナの王子ラーズやその国民に向けられている。
ガラ軍
もともと自己顕示欲や支配欲の薄いガラにとって魔操兵戦争は、あくまで盟友ダーク・シュナイダーへの付き合い。ガラを人格的にも力量的も神格化し、鉄の結束で慕うニンジャ軍団は、ガラ以外の命令には決して従わない。軍団の中でも上位のニンジャは「霞の目」という名の超絶能力を発揮する特殊部隊として機能している。
メタ=リカーナ軍
闇の軍団との戦闘で、王子ラーズを失い、またそれ以上に多くの人命を失ったメタ=リカーナ王国。「封印」の絶対守護が王家の命題であるがゆえ、国内外・種族・傭兵を問わず戦闘人員を揃えた軍団が現在のメタ=リカーナ軍である。大神官ジオ、騎士団長ボン・ジョビーナなど高名な武人もいるものの、兵の士気は低く寄せ集めの印象は否めない。そんな中、第3王女のシーラ姫の人気は年を増すごとに高まり、いまや国王をしのぐ。清廉潔白、可憐な姫は皆が慕う、兵士たちの女神として存在。
上記4勢力いずれかに所属し、プレーヤーはダーク・シュナイダー封印されし後の世界に影響を与える。果たして封印されたダーク・シュナイダーの行方は? 消息を絶った四天王の一角“冥界の預言者”アビゲイルの企みとは? そしてヨーコさんはどこへ……。
ともに戦い相対するキャラクターたち
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