advertisement
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、同社が運営する「ラグナロクオンライン」にて、元職員の男性による不正アクセスがあったことを発表。男性は所轄警察に逮捕された。
同社の発表によると、元職員(26歳 男性)はラグナロクオンラインにおいて、直属上司のアカウントを盗み見たうえでゲームデータを管理するサーバへ不正にアクセス。自己の借金返済および遊興費捻出のため、不正にゲーム内仮想通貨を作りだし、RMT(リアルマネートレード)業者に販売することで売却益を得ていたとのこと。この事実は3月24日に確認された。
事件発覚後、同職員に自宅待機を命じるとともに、社内調査を開始。5月31日までに全容が判明したため所轄警察署に事件の被害届を提出。職員は不正アクセス禁止法の容疑にて逮捕されたため、7月19日付けで懲戒解雇された。これに伴い、社長および担当取締役などに減俸処分を実施したとのこと。
同社は今後の対策として、職員のモラルを向上させるとともに、ゲーム内仮想通貨やアイテム作成権限者を必要最少人数までに絞り込むとともに、業務用ツールの利用状況を監視するための部門を設置するとのことだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.