「テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-」となり何が変わったのか
2006年9月7日に発売予定の「テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-」が、これまでに登場しているSFC版、PS版、GBA版と比べ、どこが異なるのか迫ってみる。ストーリー&キャラクターのおさらいもあります。
1995年12月にスーパーファミコンで発売された「テイルズ オブ ファンタジア」は、バンダイナムコゲームスを代表するRPGシリーズ「テイルズ オブ」の原点である。1998年12月にはプレイステーション版、2003年8月にはゲームボーイアドバンス版が発売されている本作だが、2006年9月7日にはPSP版「テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-」が登場する。価格は5040円(税込)。
PSP版の特徴はタイトル名にもある通り、フルボイスに対応したことが挙がる。プレイステーション版でも一部イベントのみ音声対応だったが、本作ではメインストーリーをすべて収録し直しているのである。また、戦闘時のキャラクター表示が2頭身から3頭身へと変更されているのも大きな違いだろう。
なお、本作ならではの要素としては、街や洞窟など、どんな場所でもロードできる「どこでもロード」機能の搭載や、“プレイ時間の引き継ぎ”、“ガルド引き継ぎ”など、クリア後にもう一度遊びたくなる「グレードショップ」といったものが用意されている。
プレイステーション版の追加キャラクターである「藤林すず」の登場を始め、「テイルズ オブ」シリーズには欠かせない要素のひとつとなっている「フェイスチャットシステム」や「アニメーションムービー」、これまでに追加された数々のサブイベントを継承しているというPSP版。今回は最後に、ストーリーとメインキャラクターを紹介する。これまでにプレイしたことがないという人はもちろん、プレイしたことのある人も、伝説の原点を確認してもらえれば幸いだ。
「テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション-」ストーリー
ある日、トーティスの村に住んでいるクレスは、幼なじみのチェスターと、南の森へ狩りに出かけた。ところが、獲物を仕留めて村へと帰ると、建物は破壊し尽くされ、住民は皆殺しにされていた。クレスとチェスターは、肉親を失い、仇討ちを決意する。
敵の狙いは、クレスのペンダントだった。それは、魔王ダオスを復活させる封印の鍵であった。クレスはチェスターに被害がおよばないよう単独で行動するが、ついに捕らえられ、ペンダントを奪われてしまう。
クレスは地下牢に捕らえられるが、不思議な力で脱出に成功する。そして、同じく囚われていたミントと出会う。復活の儀式が地下墓地で行われると聞き、クレスはそこへ向かう。だが、ダオスの復活を止めることはできなかった。封印が解けたダオスはクレスたちを殺そうとするが、間一髪、時空転移で過去へ飛ばされ、命拾いする。
クレスたちはダオス打倒をめざして旅に出る。そして、クラースやアーチェら仲間と出会いながら、時間を超える冒険を繰り広げる。はたして魔王ダオスの真の目的は……。
トーティス村に住む剣士。剣術道場の師範を父に持ち、幼い頃から剣の腕を磨いてきた。穏やかで優しい性格だが、ひとたび敵と向かい合えば恐れることなく果敢に立ち向かう、頼もしい少年である
黒騎士に捕らわれ、砦の地下牢に監禁されていた若い法術師。神に祈りを捧げることで授かる、癒しの力を使うことができる。控えめでおとなしい性格だが、芯が強く気丈な一面も持っている
クレスの幼なじみで大親友。両親を早くに亡くしたため、妹と2人で暮らしている。努力家でしっかりものだが、小さい頃から大人と渡りあってきたため、少し皮肉っぽい面も。弓が得意でかなりの使い手
魔術をあやつり、ホウキで空を飛ぶハーフエルフの女の子。ローンヴァレイに父親と2人で住んでいる。喜怒哀楽が激しく、感じたことをそのまま表に出すタイプだが、明るく元気な憎めない存在である
人間には使えない魔術にあこがれ、ユークリッド村で召喚術を研究している男。努力して召喚術を身につけたため、天性の素質で魔術をあやつることができるエルフには羨望(せんぼう)と劣等感を抱いている
テイルズ オブ ファンタジア -フルボイスエディション- | |
対応機種 | PSP |
メーカー | バンダイナムコゲームス |
ジャンル | 伝説のRPG |
発売日 | 2006年9月7日予定 |
価格 | 5040円(税込) |
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