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ウェブテクノロジ、バグ情報管理システム「TestingStudio」&次世代QAシステム「ThunderGate」発売

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 ウェブテクノロジは、ゲーム開発の最終工程であるQA(最終デバッグ)の効率を大きく引き上げる「ThunderGate」、およびスタジオソリューションズの開発したバグトラッキングシステム「TestingStudio」を、2006年8月16日より発売する。

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 ThunderGateは、ビデオテープによるゲーム映像の録画と紙の報告書といった、アナログかつ人海戦術に頼る方法が中心だったゲーム開発の最終工程であるQA(最終デバッグ)に変革をもたらすべく開発された次世代QAシステム。開発にあたりウェブテクノロジでは、大手ゲームメーカー10数社との試験運用とヒアリングを通じてQAの現場ニーズを把握しつつ、改良と機能追加を行ってきたという。

 製品の大きな特徴としては、ゲーム映像をハードディスクに録画するため、ビデオテープを使う際に発生する煩雑な作業が一気に解消される点や、映像を必要な部分だけ抽出して録画するため、映像の頭出しなどデジタル映像データを手軽に加工することができるようになった点が挙がる。

 また、コントローラ情報を映像と同時に記録できるので、バグの発生時の状況把握が容易になっており、記録したコントローラ情報はリプレイも可能なため、パッド操作に依存するバグの再現がいつでも行うことができるようになっている。このほか、 再生専用の「ThunderGateビューア」(別売)があれば、ThunderGateを使わなくとも、ThunderGateで記録編集したゲーム映像とコントローラー情報を確認することが可能だという。

photo 管理画面

 一方のTestingStudioは、メーカーによって異なる「バグシートのフロー」、「ボキャブラリー」、「組織や役割」「バグシートのチェック項目」に対して、柔軟に対応できる高いカスタマイズ性を誇るバグ情報管理システム。添付画像(スクリーンキャプチャなど)に直接コメントやマーキングができる「コメント機能」や、条件をプルダウンメニューから選ぶだけでカンタンに検索できる「簡易検索」、複雑な条件文を打ち込み、それらを保存・共有できる「条件検索」などを搭載している。

 また、サーバを介してブラウザ上での操作も可能なため、ユーザのPC1台ごとにインストールする必要がなく、バグレポートが多くても操作が重くならない、Excelからのインポート/エクスポートが可能なので、外部とのやりとりや、過去のバグデータを利用できるなどの特徴を持っている。なお、TestingStudioはThunderGateと連携して使用することが可能とのこと。

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