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200人超の美少女たちで女子プロレス団体を作る――これはもはや“萌えの戦争”である「レッスルエンジェルス サバイバー」レビュー(1/2 ページ)

美少女レスラーを育成する団体経営ゲーム「レッスルエンジェルス」シリーズ最新作が登場。マイティ裕希子やビューティ市ヶ谷など、ファンにはおなじみのキャラクターも登場する本作は、前作から数年の時を経て、どのような進化を遂げたのか。

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萌え萌えなレスラー軍団を作り出せ

 1992年にPC用ゲームとして発売された「レッスルエンジェルス」。新興団体を経営するとともに、プロレスシーンはカードバトルで再現するなど、斬新なアイデアを取り入れてスマッシュヒットを飛ばした名作だ。

 続編もいくつか登場したが、近年はさっぱり音さたなしで、ファンにはちょっと寂しい時期が続いていたことと思う。そして時は2006年、長い沈黙を破り、ついにシリーズ最新作「レッスルエンジェルス サバイバー」が登場したのである。

 本作のメインモードは、女子プロレス団体の社長となり、会社を経営しながら業界のトップを目指すことが目的の「団体経営モード」。スカウトや移籍交渉などで選手を獲得し、全国各地で興行を行い、手に入れた選手を育成しながら団体の規模を拡大していくという、シミュレーションゲームよりの内容になっている。

 登場キャラクター数は206人! 膨大な数の美少女たちが、己の肌と肌とのぶつけ合うさまを想像してみてほしい……これを“萌えの戦争”と言わずして何と言おうか。

 団体経営モード以外にも、好きなキャラクター同士でマッチ戦やトーナメント戦を行える「特別試合モード」や「ワンナイトトーナメントモード」、写真集イベントやバカンスコマンドで集めたCGを鑑賞できる「ギャラリーモード」などがある。経営に疲れた時は、彼女たちのファイトシーンや水着姿でいやされる楽しみ方も可能だ。

 ちなみに筆者は、プロレスのプの字も知らず、女子レスラーもアジャコングくらいしか知らないというズブの素人。正直に言えば、女子プロレスに萌えるわけがないとタカをくくっている筆者が、本作をどの程度まで楽しめるのか、と最初は疑問に思った。しかし、2次元美少女が出るのならば話は別だ。今ここに、筆者と彼女たちとの“萌えの無制限1本勝負”のゴングが鳴り響いたのである。

photophotophoto ふたを開けてみると、そこはイッツ・ア・ビューティフル・ワールド! ホントに女子レスラーなのかと疑いたくなる選手も多数登場する。しかし、現実にも女子小学生・女子中学生が活躍する女子プロレス団体もあるという。プロレス界は今や、何が起きても不思議ではないのかもしれない

目指すは日本一の女子プロ団体

 団体経営モードでは、最初に自分の団体名や本拠地の場所、敵となるCOM団体やいつまで遊ぶかといったプレイ年数を設定することになる。ゲームが始まると、プレーヤーの秘書となる井上霧子が、モードの主旨説明を行ってくれる。これがまたなかなかのグラマラス……と見とれている場合ではない。これから筆者は萌え萌えな最強美少女レスラー軍団を作らなくてはならないのだ。

 まずは新人テストやスカウトなどで選手を6人集め、団体の旗揚げを行わなければならない。この旗揚げが遅れると経営が厳しくなるので、早めの選手登用を心がけたいところだ。自分の好みの選手を探していたら、あっという間にライバル団体に差をつけられてしまう……はずのだが、筆者は自分の萌え道にウソはつけない! 長い時間をかけてでも萌え萌えなレスラーを探そうと決意し、人材探しを行うことにした。

photophoto 決意と、その後のたゆまぬ努力のかいあって、スカウトや移籍交渉を駆使し何とか6人の選手がそろった。これはその中の2人。設備拡張を行えば、1段階ごとに2人ずつ選手を増やすことができる

 選手を集め終えたら、次に行うのが育成と興行。育成では、選手の個性を伸ばしたり、弱点を克服したり、新技を取得すること、またコーチを雇用しているのならば、コーチに選手を鍛えてもらうことが可能だ。

photo 筋骨隆々なコーチたちは、各々に得意な技の分野を持っており、それに準ずるパラメータが主にアップする。頼りにはなるのだが……

 中には例外もいるが、美少女キャラクターであるだけに(?)最初は恐ろしく弱い。コーチをつければ成長度が一気に加速するものの、ここである問題が発生。コーチ陣の容姿がムキムキなマッチョなのだ。

 必死になってようやく見つけた自分の萌えキャラ、もとい選手を、そんな輩に預けていいのだろうか。だが筆者には、最強の美少女レスラー軍団を作るという野望がある。ここは泣く泣くコーチに彼女たちを預け、短期間での戦力アップを図ることにした。

 育成と同じくらい大事なのが大会興行パートだ。その名の通り、興行を行って収益を上げるというもので、どこの県の、どれくらいの収容人数の会場で、どの選手の試合を行うか……といった具合に、かなり細かな設定が可能となっている。

 我が団体は、最初は弱小で知名度もないため、全国に散らばる収容数500程度の会場で興行を行うことにした。ちなみに、毎月同じ県で興行を続ければ、次第にその県での評価が上がっていく。評価は地図の色で判断が可能なので、ある程度評価が上がったと判断したら、徐々に収容数の多い会場へステップアップしていくという感じだ。

 そして、興行をする上で欠かせない要素に宣伝活動がある。TV放送やサイン会などを行い、選手の人気を高めれば、試合を見に来るお客も次第に増えていく。人気が上がれば映画のオファーやグラビア写真集などのイベントも起きる。

 ここで注目したいのは、やはり写真集イベントだろう。選手ごとにグラフィックが用意され、彼女たちの水着姿を堪能することができるのだ。また、バカンスコマンドにも水着グラフィックが用意されている。これは絶対に見逃せないイベントである。ぜひ自らの目で確かめてもらいたい。

photophoto サンダー龍子とフォクシー真帆の貴重な水着シーン。彼女らの写真集が本当に発売されたら、筆者は確実に買いに走る。なお写真集や映画オファーイベントを受けると、その月の練習、試合には出れないので注意が必要だ

photophotophoto バカンスは選手たちのプライベートな一面を垣間見ることができる。秘書の井上霧子も心なしかうれしそうだ。AP(ゲーム中の資金)はかかるが、選手全員の信頼度をあげることもできる
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