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冒頭10分にラスボス戦?――「SOUL CRADLE(ソウルクレイドル) 世界を喰らう者」(1/2 ページ)

日本一ソフトウェアが新たに提案する新しいシミュレーションRPGは、冒頭10分でラスボスとの対決を迎え、やりようによっては勝ててしまうというが……。そんな最新作の情報を紹介しよう。

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 日本一ソフトウェアが挑む本格シミュレーションRPG「SOUL CRADLE(ソウルクレイドル) 世界を喰らう者」は、開始10分で最終ボス(?)が登場し、無茶をすればそのまま勝利できるというなにげに今までなかった内容となっている。では、そのまま勝利したらゲームは終わるのかというとさにあらず。2007年発売予定で鋭意製作中の本作の魅力をちょっとだけ紹介しよう。


しょっぱなボス戦。これが運命の分かれ道となる

 主人公はかつて世界を滅ぼした最強の男と融合し、力を得ることになる。ゆえに最終ボスにも挑めるというわけだ。突如現れた“世界を喰らう者”により、混乱した大陸ブロデストの国々。主人公はかつて“世界を喰らう者”の主人であった最強の男・ギグの魂を身に宿し、その力を行使して“世界を喰らう者”に立ち向かう。従来のギャグテイスト中心ではなく、シリアステイスト中心のストーリー性を目指した世界設定とシナリオが展開する。

 特別な能力を手に入れた主人公は、支配の部屋に仲間の像を配置(編成)することで、戦闘マップに参加する部隊を編成することができる。どのような部隊を編成するかによって、戦略パターンはいくつにも変化することだろう。また、編成の仕方によっては、戦闘時に特殊技や魔法を発動させられる場合もあるとのこと。

戦闘フィールドに移行する前に部隊編成を行う。編成はギグの力を借りて支配したキャラクターの像を“支配の部屋”に配置することを意味する
編成した部隊は戦闘フィールドパートで召喚して敵と戦わせることができる。フィールド上に編成した人数分のスペースがないと召喚はできない
戦闘イベントに遭遇すると戦闘フィールドパートへ移行。味方部隊の召喚と移動、攻撃を行う。どんな攻撃をするかを選択することができる

攻撃を仕掛けると戦闘演出パートに。味方陣営と敵陣営に分割され表示される。迫力ある戦闘演出を見ることができる。敵を殲滅すると勝利
ちなみに戦闘フィールドマップは360度回転できる。見下ろし視点角度を何段階か調整できる
編成パートの部隊編成次第では戦闘の際、特殊技を発動させられる場合がある。技の構築も踏まえて部隊編成を行ってもいいだろう

 主人公は男女選択ができ、名前も変更が可能。キャラクターデザインは、ハヤカワ文庫「君の嘘、伝説の君」などで小説の挿絵を担当し、プレイステーション 2用ソフト「ファントム・キングダム」や「魔界戦記ディスガイア2」のゲストイラストレータとして参加していたtoi8氏を抜擢。その独特で雰囲気あるイラストタッチは、ファンタジーの世界にさらなる深みを与えてくれる。

世界観

 「ソウルクレイドル 世界を喰らう者」の世界は、中世を彷彿させる王権社会が築かれている。そこには、人間以外にも様々な亜人が生活、共存していた。戦争の歴史が続き、ようやくその火が消えたかに思えた時代、突如として大陸に現れ破壊の限りを尽くした“世界を喰らう者”は、200年の沈黙を続け、不気味に大陸にそびえ立っていた。

 物語の舞台となるのは大陸プロデスト。タマイト暦800年、激しい戦乱の末、プロデストは“レイド国”と“オウビスカ国”の2国のみが残っていた。 レイド、オウビスカともに戦争が終結した現在は、自国の維持が急務といった状態。主人公はそんなレイド国近郊にある“荒野の隠れ里”に住んでいる。


「レイド国」は国王と国民議会の二重体制を敷いている。国の領土内、城のすぐ近くに世界を喰らう者が存在しているが世界を喰らう者は手を出さなければおとなしくしているため、レイド国は国王と国民の総意で世界を喰らう者を警護しているようだ
若き女王が治める軍事力の強大な国「オウビスカ国」。恐怖政治を敷いている。軍隊ではフィンクス族に乗る騎士が活躍。過去は農業も含めた大きな国だったが、十数年前に農業を切り捨て、身分制度導入。農家は被差別階級になりさがり、結果一揆も起きましたがかなわず、現在、農地は疲弊しきってスラム化している

 プロデストに住む種族は、戦争の歴史を作ってきた人間族、280センチを越える巨体のミノタウロスのタウロス族(レッドフォッド)、人間とさほど変わらない容姿を持ったミノタウロスのタウロス族(セプー)、水辺に住み女だけで構成される水棲族、強力な術を操る竜人族、羽の生えた小人のクピト族、高い知能をもった4足獣のファンクス族などが存在する。ただ、人口の大部分は“人間族”と“タウロス族のセプー”が占めているのが現状のようだ。

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