Wii、北米での発売日は11月19日――価格は249.99ドル
任天堂の米国法人Nintendo of Americaは9月14日、北米での「Wii」発売日を11月19日であることを発表した。価格は249.99ドルで、「Wii Sports」が同梱される。
昨日、幕張メッセで行われた任天堂のWii Previewでの発表を追う形で、Nintendo of AmericaはニューヨークのイベントでWiiのコンセプトとサービス内容、そして発売日と価格を明らかにした。
Nintendo of Americaのレジー・フィルエイム氏は「Wiiはもっとも手ごろな価格であり、これにWiiチャンネルやバーチャルコンソール、そしてパッケージソフト群などを加えることで、プレイすることがなかった人にも触ってもらい、ゲーム人口の拡大につながるだろう」と、家族や友人へと拡大していくプレイ風景を想像させる。全世界で予定されているWiiの出荷台数400万台のうち、北米がもっとも多く確保するとも。
日本でのWii Preview同様に“Wiiのある新しい生活”をコンセプトに、「Wiiチャンネル」や「WiiConnect24」、「バーチャルコンソール」構想について説明した発表会では、北米版のパッケージに、テニスやゴルフ、野球、ボクシング、ボーリングが遊べる「Wii Sports」が同梱される旨も明かされた。また、「Wiiはゲームキューブのソフト、コントローラ、メモリーカードなどの周辺機器が使用できるので、Wiiを購入したその日から約530タイトルものゲームキューブタイトルが遊ぶことができる」と説明。
日本同様「ゼルダの伝説」や「EXCITE TRUCK」など年末までに30タイトルほどのソフトタイトルが発売されるとのこと。Wii専用ソフトは、任天堂タイトルにおいては49.99ドルで提供するよう進めていると語った。
すでにElectronic ArtsやActivision、Ubisoftなどのサードパーティーも開発の意向を表明しており、発売と同時にダウンロードが可能な「バーチャルコンソール」タイトルリストや価格については後日改めて発表するとのことだが、日本とほぼ同額の5ドルから10ドルの間になるだろうと予測している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- Wiiのある新しい生活を提案――任天堂「Wii Preview」
速報のとおり本日9月14日、任天堂は千葉県・幕張メッセでメディア向けのWii発表会を行い、発売日と価格を発表。Wiiにおけるサービスについてを岩田氏が、ソフトラインアップについて宮本氏が語った。 - 戦っているのは“ユーザーの無関心”――岩田社長と宮本専務との一問一答
「Wii Preview」開催終了後、任天堂の岩田聡社長、宮本茂専務との質問会が開かれた。岩田社長は「戦っているのはライバルメーカーではなくユーザーの無関心。ゲーム人口をいかに増やすかが課題」と語った。 - ついにWii発売日と価格が決定――「Wii Preview」速報
任天堂は9月14日、関係者向けの発表会「Wii Preview」を開催し、新世代機「Wii」の価格と発売日を発表した。 - 任天堂、11月にWiiのユーザー体験会を開催
任天堂は9月14日、11月に名古屋、大阪、千葉の全国3カ所でWiiのユーザー体験会を実施すると発表した。 - 「Wiiリモコン」を手にする前に予習しておきましょう:「モーションセンサー」ってどんな仕組みなの?
任天堂の新世代ゲーム機「Wii」用のコントローラ「Wiiリモコン」には、3次元のモーションセンサーが内蔵され、Wiiリモコンを振るなどの動作によってゲームを操作できる。この3次元のモーションセンサーとは一体どのような仕組みなのだろう。 - E3 2006「Nintendo RoundTable」:Wiiのこと、これからのこと、みんなの疑問――宮本氏大いに語る
E3 2006が開催されているロサンゼルス・コンベンションセンター内で、任天堂の宮本茂氏を囲む合同取材会「Nintendo RoundTable」が開催された。席上宮本氏は、Wiiを作った目的について、そして発表された新しい「スマッシュブラザーズ」について語った。 - E3 2006「任天堂メディアブリーフィング」:早起きな「Wii」眠らない「Wii」――任天堂は「Playing=Believing」を提唱する
任天堂は現地時間の5月9日、北米ロサンゼルスで行われるE3 2006を前日に控え、メディアブリーフィングを開催。「Wii」と「ニンテンドーDS」の戦略を発表し、今後の展開を報告した。メディアブリーフィング詳細をリポート!