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新アーマード・コア、プレイステーション 3で始動(1/2 ページ)

フロム・ソフトウェアから登場するプレイステーション 3ソフト「アーマード・コア4」。これまで10作品続いた過去のシリーズとはまったく異なる、新たな「アーマード・コア」が登場する。

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メカカスタマイズアクションは次のステージへ

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 プレイステーション 3で登場する「アーマード・コア4」は、これまでのシリーズとは世界観、ストーリーがまったく変わった新シリーズ。「すべての技術と五感で感じる独創性で、他に類を見ないメカカスタマイズアクションの最高峰を目指す」という決意で生まれたアーマード・コアは、新しいステージへと進むことになる。

 プレイステーション 3というプラットフォームを得たアーマードコアでは、新ACプログラムエンジンによりシステムの根幹からすべての見直しを図り、ゲームシステムではこれまでにない軽快な操作性と、ハイスピードでくり広げられる戦闘や、無限に広がるステージ、そして直感的でいながらもメカカスタマイズなどが具現化されており、新しいメカアクションとして昇華している。

最新のテクノロジー「コジマ技術」。そしてコジマ粒子による完全防護膜「プライマルアーマー」

 コジマ粒子発生機構から発生した「コジマ粒子」は、コア部放出機構により機体周囲に放出され、「プライマルアーマー」(PA)を形成する。PAは機体を保護し、軽微なダメージを無効化する優れた防護膜。これにより、軽微な攻撃はすべて目前でバリアのような膜に被弾し、ネクストを傷つけることさえできない。だだし、オーバードブーストなどコジマ粒子を大量に使用するシーンでは、PAは自動的に減衰していく。

画像画像画像画像 被弾し続けると、いくら軽微なダメージ力でも徐々にPAが破壊されてしまう

画像画像画像画像 コジマ粒子量が安定しPAが再構築される

アーマード・コア4の世界での新テクノロジー

コジマ粒子

 国家解体戦争の7年ほど前に発見された新物質。発見者の名を冠し、コジマ粒子と呼ばれる。アクアビットとオーメル・サイエンス・テクノロジーによって、高い軍事活用可能性が見出され、現在ではネクスト技術の根幹を成す、さまざまなテクノロジーに応用されている。反面、広範かつ長期にわたり、生体活動に深刻な悪影響を及ぼす危険性の高い環境汚染原でもある。

コジマ技術

 コジマ粒子の持つ特性を転用した各種先端技術。特に軍事利用されたものを指すことが多く、当初はアクアビット、レイレナードの両社によって研究・開発がなされたが、オーメル・サイエンス・テクノロジーが独自にそれを追従する形で発展した。現在では、この3社が同技術の先端企業だといわれている。何れも厳格に情報を秘匿しており、他企業にとってはコジマ技術の大半がブラックボックスである。そのため、表裏の両方で熾烈な情報戦が展開されている。

アーマード・コア

 国家の統治能力減退によって生じた深刻な問題のひとつに、テロと暴動の顕在化があった。それに対処すべく開発された「圧倒的な火力、制圧力を実現する人型汎用兵器」が、アーマード・コアである。その後の新技術の開発によって、現在では「ノーマル」「ネクスト」と呼ばれる2つのタイプに大別されている。ただ、共通の基幹技術を持つとは言え、ノーマルとネクストはその戦闘能力・用途・希少性において、大きな開きがある。

ノーマル

 アーマード・コアの第1世代とも言うべき存在であり、国家解体戦争以前においては、戦場における最大の脅威となった兵器。現在も企業軍隊の量的な中核という地位を保ってはいるが、一部の最新型あるいは特化型を除いて、その戦闘能力・重要度は、たった数機のネクストに遠く及ばない。

ネクスト

 ノーマルをベースに、秘密裏に開発されていた最新鋭兵器。国家解体戦争ではじめて実戦投入され、企業側の切り札となった。アクアビット社のコジマ技術、アスピナ機関のアレゴリーマニュピレイトシステム(AMS)などノーマルにはない各種の最先端技術が採用されている。ノーマルとは隔世の戦闘能力を持つ「破壊天使」であり、企業の持つ強大な権力の象徴でもある。

 操縦機構であるAMSは、搭乗者の能力を機体の戦闘能力にダイレクトに反映させる反面、特異な知的能力を要求するもので、これに適合できるか否かは、生来の素養の有無が重要である。仮に、低い適正しか持たない者が搭乗した場合、強い精神負荷による凄まじい苦痛を伴う。

 AMSとコジマ技術は、ネクストの高い戦闘能力を実現した最大の要因であるが、一方で搭乗者および周辺の環境に深刻な悪影響を及ぼす、危険な諸刃の剣でもある。

プライマルアーマー(PA)

 コジマ粒子を安定還流させた防護膜(防御障壁)。多くの攻撃に対して、極めて高い防御力を発揮し、その威力を大幅に減衰、または無効化することができる。攻撃を受けることでコジマ粒子の安定還流が乱れると、防御効果は一時的に減衰するが、通常の装甲と異なり、自動的に回復する。欠点は、貫通効果の高い攻撃には比較的弱いことと、PA展開中のネクストは、コジマ粒子を大気中に放出し続けるため、周辺の環境に重大な汚染を生じさせる恐れがあることである。

オーバードブースト(OB)

 コジマ技術をブースタに応用した推進機関。瞬間的に、爆発的な加速を得ることができるが、コジマ粒子発生機構から供給されるコジマ粒子がOBに回されるため、PAは自動的に減衰していく。

クイックブースト(QB)

 ブースタ技術は古い技術であり、ノーマルをはじめ、多くの兵器に採用されているが、特にネクストには、桁外れのエネルギー供給とAMSによる高精度制御を前提とした瞬発機構が組み込まれている。この機構は俗にクイックブーストと称され、短距離ではあるが前後左右への瞬間的な急加速という、独特の挙動を可能にする。エネルギー供給あるいは制御精度の問題から、瞬発機構はネクスト特有の機能の1つである。


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