新たな主人公の登場。そしてダンテは敵に? 急展開を迎える「デビル メイ クライ 4」
カプコンがプレイステーション 3用ソフトとして開発を進めている「デビル メイ クライ 4」。その最新情報をお届けする。
「デビル メイ クライ 4」の舞台となるのは、とある大陸沿岸部に存在する、城塞都市フォルトゥナ。この街では他文化とはまったく異なる独自の宗教が信仰されている。「魔剣教団」と呼ばれるその信仰組織は、かつて人々のために戦ったとされる悪魔、魔剣士スパーダを神として崇め、それ以外の悪魔を憎み、排除することを第一の教義としており、それを実現するために、「教団騎士」と呼ばれる独自の兵隊さえ所有しているという。
物語の舞台はこれまでのシリーズでも変わってきているので、特筆すべき点ではないだろう。驚くべきはダンテに代わる、新たな主人公が用意されたことにある。主役を務めるのは悪魔の右腕を持つ、教団騎士の若き戦士「ネロ」だ。
では、ダンテは登場しないのか? と言えば、そういうわけではない。ダンテは魔剣教団の人間を次々と虐殺していく存在として登場する。つまり、ネロとは敵対関係となるわけだ。人間を救うために魔界の帝王まで倒したダンテが、なぜ人間を襲うのか? そしてネロはなぜ悪魔の右腕を持っているのか? この辺りが本作の重要な鍵を握りそうだ。
悪魔の右腕を持つ新主人公。その実力から周囲に一目置かれている「教団騎士」の若き戦士。厭世的で皮肉屋、周囲との協調性に欠け、単独行動を何よりも好む節がある。そのため、教団騎士の中でも、「汚れ仕事」を命じられる傾向にある
悪魔も逃げ出す最強のデビルハンター。かつて人間を救うために魔界の帝王を倒し、魔界そのものを封じ込めた英雄、魔剣士スパーダ。ダンテはその魔剣士スパーダの息子であり、自身もまた悪魔を狩るハンターである。本作では魔剣教団の人間を次々と虐殺していくが……彼の真意とは?
次世代ハイクオリティ映像で描かれている本作は、次世代機ならではの高度な演算能力により、悪魔の皮膚感など、かつてない圧倒的な質感をリアルタイム処理で表現。また、セルフシャドウ処理はもちろんのこと、被写界深度やブラー、ブルームやグレアといったさまざまなエフェクト処理で、空気の存在までをも感じるほどの“そこに在る空間”を演出しているという。
今回は第1報ということで、ストーリーや敵となる存在など、まだまだ明らかにされていない情報は多いが、続報に期待していただければと思う。なお、本作にはリアルタイムムービー・ディレクターとして、映画・テレビCM・ゲーム作品など、幅広いジャンルで活躍中の下村勇二氏が参加している。「デビル メイ クライ 3」でもムービー・シーンの監督を務めていた同氏だけに、本作のリアルタイム・ムービーにもかなり期待が持てそうだ。
デビル メイ クライ 4 | |
対応機種 | プレイステーション 3 |
メーカー | カプコン |
ジャンル | スタイリッシュアクション |
発売日 | 未定 |
価格 | 未定 |
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