セガのPS3タイトルをプレイしてきました――「バーチャファイター5」、「〜宮里三兄弟内蔵〜 SEGA GOLFCLUB」、「パワースマッシュ3」:東京ゲームショウ2006(3/3 ページ)
セガからリリースされる予定のプレイステーション 3用ソフト「バーチャファイター5」、「〜宮里三兄弟内蔵〜 SEGA GOLFCLUB」、「パワースマッシュ3」をプレイしてきたので、そのインプレッションをお伝えしよう。
毛穴まで見えそうなグラフィックと手堅いゲーム性――「パワースマッシュ3」
「パワースマッシュ3」はセガが誇るリアル系テニスゲーム「パワースマッシュ」シリーズの最新作。こちらも前述の2作同様、アーケードからの移植作だ。
操作に関しては、方向キーもしくは左スティックで移動。×ボタンでトップスピン、○ボタンでスライススピン、□ボタンでロブショット。これだけ覚えておけば、まず操作できるだろう。スピンの種別がよくわからない初心者でも、とりあえず○か×で来た球を打ち返していけばラリーが成立する、くらいのお手軽さはある。
しかしながら、相手に勝とうと思ったらそうそう簡単な話ではない。相手をゆさぶったり、オープンスペースを突いたりしながら、巧みなプレイをしなくてはならないのだ。そんなテニスゲームとしての駆け引きの面白さは旧作同様に手堅く味わうことができた。テニスゲームとしての本質の部分はしっかりと作られているという印象。そのうえでやはり特筆すべきはプレイステーション 3ならではの美麗なグラフィックだ。
グラフィック、グラフィックと連呼してきている気もするが、やはりその分野の向上がビデオゲームの進歩に貢献している点は否めない。テニスゲームもしかり。本作ではゲーム中のリアルな挙動やコート、ギャラリーの雰囲気もさすがに“次世代機”といったところだが、もっともその技術レベルがよく現われているのが、プレイの合間にはさまれる選手のアップのショット。ここでの選手の顔が、本当に毛穴まで見えるんじゃないかというくらいに作りこまれているのだ。さすがに実写と見間違えるほどまでにはリアルではないが、それでもプレイステーション 3の描画能力を堪能するには十分な美麗さだ。
現時点では発売日、価格ともに未定なので、今後の続報を待とう。
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