雨の降り方にPS3の秘密が隠されている――「第13回鉄道フェスティバル」で見た「Railfan」
恒例の「第13回鉄道フェスティバル」が東京・日比谷公園で10月7日と10月8日に開催されている。タイトーと音楽館は今年も出展。PS3「Railfan」をプレイしようと、子どもから大人までたくさんの人が行列を作っていた。
鉄道ファンの祭典「鉄道フェスティバル」が今年も開催されている。各鉄道事業者のブースでは、鉄道関連グッズの物販もあるためか、朝早くから多くの人が訪れていた。タイトーと音楽館は今年も出展。今回の目玉は音楽館のプレイステーション 3ソフト「Railfan」だ。
「Railfan」で試遊できたのは、京都・大阪を結ぶ京阪電車本線/鴨東線の丹波橋〜中書島と、アメリカのシカゴ交通局・ブラウンライン。残念ながらJR中央線はまだ体験できない。ただしブラウンラインにはこのソフトの特徴である、途中下車して沿線を観光できる「観光」モードも実装されているほか、京阪本線を運転すると、“晴れ”だけでなく“雨”の効果も体験できた。
「Railfan」がプレイステーション 3で発売される意味は、この“雨”にある。画面は、メインとなる運転台から見た角度での表示に加え、右上にサブ画面を表示し、そこに上から見たところや横から見たところなど、視点を切り替えて表示できる(もちろんメイン画面も切り替え可能)のだが、この雨のエフェクトが、運転台では正面から、そして切り替えた画面では横から降ったり上から降ったりと違うパターンで表示されるそうだ。これは“プレイステーション 3の物理エンジン”があったからこそできる技。現状の体験版では雨のエフェクトに変化は付けられていないが、製品版に向けて最終調整が行われているという。画面がきれいなのはもちろんだが、このような細かいところにもプレイステーション 3の威力が発揮されている、というわけだ。
鉄道フェスティバルはあした10月8日も午前10時から午後5時まで開催されている。“鉄分の高い人”は行ってみるしかないでしょう。
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