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ネクソンがニンテンドーDSとXbox 360用タイトル開発を発表――北米市場強化とアニメ制作も「G★ 2006」

ネクソンは11月9日、韓国の京畿道高陽市にある韓国国際展示場(KINTEX)で開催されている韓国のゲームショウ「G★ 2006」において、DSとXbox 360タイトルの開発を発表。北米市場強化とアニメ制作についても触れられた。

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 11月9日、NEXON Corporation(以下、ネクソン)は韓国のゲームショウ「G★ 2006」(GSTAR:Game Show & Trade、All-Round)においてグローバル戦略発表会を開催。ニンテンドーDSとXbox 360用タイトルを開発していることを発表した。

 「G★ 2006」は、KAMEXに変わる韓国最大規模のゲームショウとして、昨年からソウル郊外の京畿道高陽市にある韓国国際展示場(KINTEX)で催されている。2回目となる今年は11月9日(木)〜12日(金)の4日間行われる。

 初日となる本日、ネクソンは世界戦略を発表する場を設け、北米市場展開を強化するために、北米向けのゲーム開発スタジオとなるNPNAをカナダに設立。代表に「Homeworld」や「Dawn of War」などの開発クリエイターであるアレックス・ガーデン氏を迎えることを発表した。また、マーケティング活動強化のために、MTVの親会社である大手メディア企業Viacomとの業務提携も発表された。

 今回の提携についてネクソン代表のデビッド・リー氏は、ネクソン側はViacomが持つメディアを使っての広告やプロモーションなど、幅広いマーケティング活動の展開を、Viacom側はゲーム業界に進出するためのコンテンツを必要としており、両社の要求がぴたりと噛み合ったためと説明した。

コミュニティーサイト「Neopets」との提携も発表

 ネクソンは昨年9月にネクソンアメリカを設立し、MMORPG「メイプルストーリー」のサービスを開始している。今後は2006年下半期中のサービス開始を目指す「Audition」(日本ではダンシングパラダイス)や、「KartRider」のサービス化を目指す。

 会場では「メイプルストーリー」のアニメ制作も発表。「時をかける少女」や「NANA」を制作したマッドハウスがアニメ制作を担当する。こちらは26話、30分程度の内容になり、来年夏公開の予定。日本を含めたアジア地域や北米への展開が期待されている。韓国国内でも「KartRider」のアニメ制作が進んでいる。

ニンテンドーDSとXbox 360向けタイトルの開発を発表

左からNexonのGame Publishing Divのミン・ヨンジェ氏、Nexon America CEOのチ・ジョン氏、今回新しくネクソンの代表取締役に就任したグォン・ジュンモ氏、今回の人事でNexon Japan専任のCEOとなったデビッド・リー氏、そして同じくネクソンの代表取締役に就任したカン・シンチョル氏、ViacomのKyra E Reppen氏、Steve Youngwood氏、最後にネクソンでInternational Business Divのチェ・スンウ氏

 さらに発表会では、ニンテンドーDS向けタイトルが準備されていることが明かされた。具体的なタイトルなどは公にされなかったが、DSの機能をふんだんに使用したもので、日韓両国での展開になるとのこと。

 またXbox 360向けに「マビノギ」が開発されていることも明かされた。こちらも来年以降、準備が整い次第情報公開が行われるという。

 ネクソンは今後、クロスプラットフォーム化が検討されており、家庭用ゲーム機や携帯ゲーム機への市場展開が進められていく。


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