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「ぼくとシムのまち(仮称)」説明会でシムを作ってみました

エレクトロニック・アーツは11月25日、Nintendo World 2006 Wii体験会が開催されている幕張メッセにほど近いプレナ幕張において、2007年発売予定のシムズ続編でありWii版となる「ぼくとシムのまち(仮称)」の説明会と体験会を催した。

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 11月25日、千葉県・幕張メッセではNintendo World 2006 Wii体験会の東京会場初日を迎えていた。その同日、幕張メッセにほど近い海浜幕張駅前にあるプレナ幕張のレストランにおいて、エレクトロニック・アーツのWii最新作「ぼくとシムのまち(仮称)」のプライベートデモ&説明会が開催された。

 「ぼくとシムのまち(仮称)」は、ザ・シムズシリーズの最新作にして大胆なビジュアルチェンジが施された。2000年にウィル・ライトによって送り出された「The Sims」は、「シムシティ」シリーズのような街の建設や発展ではなく、その住人である「シム」の“生活”に焦点が当てられている。本作でもそれは踏襲されている。

 従来のザシムズシリーズに一環して貫かれていることは、プレーヤーが「シム」のキャラクター設定を行い、シムの住居を整え、そこで生活するということ。我々が日頃行うように、シムは起きて食事し、仕事にでかけ、恋愛し結婚し出産する。シムはそれぞれ個性が設定されているので、こうした出来事をただ眺めることもできるわけだ。

 小さな街から始めたプレーヤーは、街を探索し、自分好みに発展させ、理想の生活環境を構築していく。お金という概念はなく、ゲーム中のアイテムなどをリサイクルし、それを組み合わせて育てるということがメインとなる。分身となるシムの欲求に答えてあげるもよし、無視するのもよしといった、スローライフを体験していく。

左がロビンさん、右が上野氏。2人の手の上にあるフィギュアはこの日ためにでんぷんを固めて形成されたもの。女の子のフィギュアのモデルは実はロビンさんらしい

 今回、Wii向けに開発された「ぼくとシムのまち(仮称)」は、日本向けにビジュアル面が可愛くリニューアルされている。説明に立ったエレクトロニック・アーツ シムズ部 プロデューサー上野正博氏とチーフプランナーのロビン・ハニキさんは「Wiiは日本発のハードということもあり、開発当初から日本人に受け入れやすいものをという意識はありました」と解説する。

 今回の説明会ではデモプレイとしてキャラクター作りと建物のカスタマイズを体験できた。本シリーズは、前述したとおりキャラクターも建物も家具だって、すべて自分でメイキングできる。上野氏とロビンさんの指導の元、筆者もキャラクター作りに挑戦してみた。


 まずはランダム決定でキャラクター作りにおいての参考例を見てみる。画面左上にある「おまかせ」アイコンを押すと、勝手に組み合わされたものが表示されていく。ある程度流し見てみるが、いまいちピンと来るものがなかったので、いよいよ自分の好みにカスタマイズしてみることにした。画面右上から「肌の色」、「髪型」、「特徴やメイク」、「傷やそばかす」、「アクセサリー」となっている。あとは用意されているパーツの中からこれだというものを選択していくだけだ。基本的にWiiリモコンのポインターを変更したい箇所に固定し、Aボタンを押すと決定する。ヌンチャクの方向キーでカメラ回転などができる。

ベースとしたキャラクターは普通の女の子だったが、まず好青年へと外見をチェンジ。いろいろいじくり倒して、どんどん怪しさ満載に。最終的にはワケありな元将校の仮の姿、みたいなイメージに変身させてみました。組み合わせ次第では、男性なのに女装なんてことも

 キャラクターの次は建物を造ってみた。現状ではまだまだ数も少量で、家具などは実装されていなかったが、発売されるであろうものには、さまざまなニーズに対応できるよう種類も豊富に用意していきたいと前述の上田氏は答える。現状設定できるのは、ベースとなる3種類の家の形と屋根や窓、ドアに煙突や看板などのアクセサリーとなっている。キャラクター作りと同様にWiiリモコンを直感的に使って指示していく。固定したものに、改めてAボタンを押すと色の変更ができる。Bボタンは指示した部位を移動させるときに使用する。もちろん建物作りでもカメラアングルを自由に変えられる。建物を置く面積は固定されているようだが、2階建てもできる。

Wiiリモコンを使用し、直感的に街づくりができる。普段、PCでマウスを使用しているようにWiiリモコンを使っているようなもの。こちらも好み次第で西洋風な建物にも中華風にも思いのまま

建物のコンセプトアートも発表された。左から寿司バー、ホテル、新聞屋。これらのショップが生活にどう影響を与えていくのか気になるところ

樹木はこれだけではない

 最終的にはその住人含めて街すべてを、構築できる本作では、前述したとおり家具や噴水などの屋外施設も設置することができる。部屋のレイアウトにこだわり、素敵で住みやすい街が完成したら、その街を見せびらかしたいというのが人のサガというもの。現状はまだ開発段階ではあるが、アイテムの交換などを兼ねて友人を招待するといったネットワーク対応も視野に入れていると上田氏。

 2007年の発売を目指しているが、現状まだまだ要素を入れ込んでいるところで、細かい部分は検討を重ねているところなのだとか。今回の説明会ではキャラクターメイクと建物のカスタマイズしか体験できなかったが、より直感的に操作できるのは、Wiiだからこそと感じた。イメージ一新し、年齢的にも子供でも楽しめるような工夫もなされるようで、改めて日本の市場を意識したシリーズ最新作の今後が楽しみとなった。




ぼくとシムのまち(仮称)
対応機種ニンテンドーWii
メーカーエレクトロニック・アーツ
ジャンル生活シミュレーション、コミュニケーション
発売時期2007年全世界発売予定
価格未定
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