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総額200万円の賞金トーナメントも幕開け間近──「A3」オフラインイベントを開催(1/2 ページ)

プロゲーマー制度の導入、さらには賞金総額200万円のトーナメント大会の実施という華々しいニュースで注目された「A3」。トーナメント専用サーバのオープン、そして12月17日に迫った第1回賞金トーナメントへのカウントダウンを兼ねて、Necca秋葉原店ではオフラインイベントが行われた。

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 ガンホー・オンライン・エンターテイメントは11月25日、同社が運営するオンラインゲーム「A3」のイベント、「A3賞金トーナメント開幕式」をNecca秋葉原店にて開催した。

 賞金トーナメントとは、2006年6月に同社が発表した同タイトルへのプロゲーマー制度導入に基づくオンラインイベント。すでに何度かニュースでもお伝えしているが、賞金総額200万円を目指し、最小7名〜最大13名の「騎士団」(ギルドのような存在)がトーナメント形式でのPvPに挑戦するというものだ。

 今回のイベントは、いよいよ12月17日午後8時にスタートする第1回賞金トーナメントへ向けて、勢いをつけようというのがおもな目的で、プロゲーマー制度とトーナメントの詳細説明、出場が決定した全騎士団の紹介などが中心となっていた。また、次期アップデート情報と画像の公開、トーナメントのイメージソングを歌うClairさんによるミニライブ、ゲーム内アイテムがもらえるジャンケン大会なども会場では行われた。

 予定時刻の午後6時を少々過ぎたところで、同社の小島幸博氏による賞金トーナメント開会宣言でイベントはスタート。続いて上村健太郎氏により、プロゲーマー制度やトーナメント詳細について、改めて説明がなされた。会場を訪れたA3プレーヤーにとっては目新しい内容ではないが、ここで改めて解説しておこう。

 まずトーナメントへの出場資格だが、現在稼動している「KWAON」、「REDYAN」2サーバにおいて、レベル100以上のキャラクターを所有していることが前提条件だ。トーナメントへは先述の通り、最大13名の騎士団単位での申込みとなる。12月17日に行われる第1回トーナメントで上位4騎士団となったメンバー(最大52名)に、この時点では賞金は支払われず、ガンホーと半年間の「プロゲーマー契約を結ぶ権利」が発生するが、もちろんこれは任意である。ここでプロゲーマー契約を結んだ場合、2007年3月開催を予定している第2回トーナメントで上位入賞となれば、ここで初めて賞金を獲得できる。

 賞金は1位の騎士団が80万円で、その内訳はリーダーとなる騎士団長が20万円、残りの金額を構成メンバーで割る仕組みだ。ただし、プロゲーマー契約を結んでいても上位入賞が果たせなければ当然、賞金は手に入らない。プロ資格を持たない騎士団が上位に入れば、新たにプロ契約の権利が与えられる。

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 トーナメントは専用サーバで行われ、キャラクターもレベル160固定の専用キャラクターを使用する。ただし、ゲーム内で装備品や消耗品を購入するためのゲーム内通貨「ウンズ」は、通常プレイしている本サーバのキャラクターのレベル帯によって配布される金額が異なる。少しでも有利にトーナメントを進めるためには、本サーバでもきっちりプレイ&育成しなければならない。

 上村氏によれば、第1回トーナメントには2サーバから28の騎士団が出場。本来は32騎士団の予定であったが、レベル100未満のキャラクターなど条件を満たしていないユーザーがいたため、この数字になったとのこと。「普段はサーバが異なれば戦うことのない騎士団が、トーナメントではサーバの枠を超えてプレーヤースキルを競うことになるので、真の意味で最強の騎士団を決定する戦いになるでしょう」と上村氏は述べた。

 1回ごとの単発形式ではない、プロゲーマー制度を導入した理由を問われると、小島氏は「A3というタイトルの持つ競技性を生かし、プロ対アマという新しいラインを開拓したいと思い、プロゲーマー制度と騎士団というシステムを結びつけました。大会が3カ月ごとなのは、出場キャラクターのレベル調査や申請期間など実務的な理由によるもの。この騎士団トーナメントシステムを使って、年4回の定例イベントになれば良いなと思っています」と語った。

 なお、賞金トーナメントの詳細やルール、参加条件については公式サイトに詳しく掲載されているので、興味を持ったユーザーはこちらを参照してほしい。

画像画像 ガンホー・オンライン・エンターテイメント 第二マーケティング部 部長代理 小島幸博氏(左)、第二マーケティング部第二企画課 上村健太郎氏(右)

大規模アップデート「PartIV」の情報を公開。新ボスキャラクターの姿やストーリーが明らかに

 2004年の正式サービス開始以来、PartI〜PartIIIまでアップデートを行ってきたA3では、また新たな大規模アップデートが12月下旬に予定されている。PartIV「Empire of Darkness」と名づけられたこのアップデート第1弾の内容が公開されたので、ここで紹介しておこう。

 PartIVの舞台となるのは、闇の帝国「ウェデート」。ウェデートへ行くための道は、これまでオープンしているエリアのどこかに存在しているが、従来の新エリアオのように誰かプレーヤー1人がエリアを解放すれば全員がたどり着けるというスタイルではなく、各プレーヤーが個人で見つけねばならない。ウェデートはかなり高プレーヤー向けの新規エリアかつ、パーティプレイが推奨との話だ。また、PartIVで用意されたスペシャルクエストをこなすことで、A3の根幹となる物語をかなり解き明かされるらしい。

 公開された画像を見る限り、闇の帝王ハーケンと魔物がすむこの帝国では、モンスターだけではなくNPCも人間というよりは魔物に近い外見が多いようだ。

画像画像画像 闇の帝王ハーケンのイラスト(左)。ウェデートに出現する魔物とボスキャラクター(中央、右)

画像画像画像 唯一安全な地域である沼地エリア「シドヘ」には、商人NPCなどが存在するが、どれも見た目は魔物だ

 また、従来のモンスターとウェデートに出現するモンスターには大きな違いがあり、プレーヤーに対して「特殊攻撃」を仕掛けてくるのが特徴だ。キャラクターが走れなくなる「疲労魔法攻撃」を始め、バフ効果を打ち消してしまうものや、プレーヤーのスキルを一時的に封じ込めるものなど、その効果は冒険者達にとっては致命的なものばかりだ。

 PartIVの実装時期に関して上村氏は、第1回賞金トーナメント終了後を予定しており、新要素を含む詳細については後日公式サイトにて発表すると述べた。

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