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究極であり至高のレシピが満載――「美味しんぼ DSレシピ集(仮)」

バンダイナムコゲームスは、人気コミックを原作とした究極にして至高の料理レシピ集をニンテンドーDSにて発売する。あの料理もこの料理も作って食べられて、しかも知識も得られてしまう。

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 「美味しんぼ」を読んで、その掲載されている料理を食べてみたいと思ったことは少なくないはず。コミックス累計1億冊を売り上げ、「食」ブームを巻き起こした国民的食ドラマ漫画「美味しんぼ」が、究極&至高のレシピ集としてニンテンドーDSに登場した。


 原作に登場した料理の中から、和風、洋風、おもてなし料理から酒の肴まで、あらゆるジャンルを網羅した厳選レシピを計100品以上収録。さらに「美味しんぼ」ならではの食に関するウンチクも多数収録され、思わず誰かに聞かせてあげたくなること請け合いの内容となっている。単なるレシピ集に留まらない、「美味しんぼ」ならではの美味しい食卓を演出してくれる。

必要な食材や調理器具、そして調理方法もレクチャーしてくれる。時には原作からの引用も多数登場する。写真は「ナスのニョクマム揚げ」

 小学館週刊ビッグコミックスピリッツに連載中の漫画「美味しんぼ」は、1983年に連載を開始して以来、今年11月現在まで単行本96巻まで出版する人気コミック。「食」漫画といわれるものの元祖であると同時に、「食材の扱い方」、「食品の原材料等表示のモラル」、「食に関する知識や由来」といった、食に関する様々な情報を読者に伝え、その問題を提起することで、日本人全体の「食」に対する意識を変えた作品でもある。作:雁屋哲氏、画:花咲アキラ氏。

 本作は前述したとおり、原作「美味しんぼ」に登場した料理の中から、家庭にある食材や器具で再現しやすい料理を厳選した計100品以上を収録している。食卓の主役となる主菜や惣菜類のみならず、甘味や飲み物に至るまで多彩なジャンルを網羅しており、様々なシーンに対応したレシピ選択が可能。また、調理手順や分量を写真付きで丁寧に解説しているので、料理初心者でも安心できるようになっている。

こちらは至高のメニューから「ニンニクスパゲティ」

 また、調理中は声による操作も可能だ。「次へ」、「もう一度」、「戻る」などの音声指示をマイクに向かって発することにより、手を一切使わずにページを切り替えることができる。また、調理の手順はページごとに合成音声がナビゲートしてくれるため、調理中で手を離せない時でも画面を見ることなく調理が行える。

 「材料」、「調理方法」、「ジャンル」、「キーワード」など、様々な条件から絞り込んでレシピを検索することが可能で、「おすすめレシピ」を選択すると、ニンテンドーDSの内蔵時計に連動し、その時期の旬の食材を使ったレシピまでも教えてくれる。また、変わった機能として、メニューから「あの人は何が食べたい?」を選択すると、原作「美味しんぼ」に登場するキャラクターが、今何を食べたいかを答えてくれるという。答えてくれるキャラクターはランダムなので、誰が出てくるかはお楽しみとなっている。もしかしたら、あの富井副部長が「山岡っ! 冬は鍋だよ鍋!」なんて応えてくれるかもしれない。

あの海原雄山からオススメされたらもう、美味しいに決まっている
検索もさまざまな視点から行える
キーワードからの検索も可能。ほかには材料からや全メニューからの検索も

原作おなじみのキャラクターたちが好き勝手に食べたいものを挙げていく

 本作では「美味しんぼ」流の、食に関するウンチクも楽しみのひとつである。登場する食材や器具などの用語には、ウンチクや解説が設定されているものがあり、その用語が調理手順の文章中に登場した時に、用語の名称をニンテンドーDSのマイクに向かって発する、または用語をタッチすることで、用語の説明やウンチクを読むことができる。それらの用語解説は原作「美味しんぼ」のエピソード中に登場したものを多数引用しているので、食に関する知識を深めながら、原作の雰囲気も感じることができるとのこと。これら、ウンチクや解説を集約した「辞典」モードでは、「材料」、「器具」、「技」など、カテゴリー別にウンチクを検索し、閲覧することが可能だ。


メモを残すこともできる。それにしても美味しそうな鉄火丼だ……

原作「美味しんぼ」のあらすじ

 東西新聞社に勤めるグータラ社員・山岡士郎と新入社員・栗田ゆう子は、その鋭敏な味覚と食の知識を買われ、社の創立記念事業として世界最上の美味を納める“究極のメニュー”制作の担当者に任命される。

 一方、希代の美食家で芸術家でもある海原雄山がライバルの帝都新聞社のもとで“至高のメニュー”作りに乗り出すことになる。実は海原雄山は山岡の実の父であり、山岡の食の知識と才能も雄山から受け継いだ部分も多いのだが、母の死を雄山のせいだと思っている山岡は雄山と親子の縁を絶っていたのだ。

 “究極”と“至高”の名のもと、山岡士郎と海原雄山の親子は、それぞれの思いを背負いつつ、そのメニューの素晴らしさを競うことに。この因縁の対決の果てには何があるのか……!?


山岡 士郎(やまおか しろう)
東西新聞文化部記者。普段はグータラだが食に関する造詣が非常に深く、「究極のメニュー」担当者に抜擢される。「至高のメニュー」を監修する海原雄山は実の父だが、彼の自己中心的な性格のために母が早世したと思い込み親子関係を断絶している。栗田ゆう子と結婚し、陽士と遊美の双子が誕生。父親となった。本作では、調理中のサポートや食のウンチク解説などで登場
栗田 ゆう子(くりた ゆうこ)
東西新聞文化部記者。新入社員時代に卓越した味覚を評価され「究極のメニュー」担当者に抜擢される。その優秀さから、社内はもちろん義理の父である海原雄山でさえも、ゆう子には一目おいている。山岡のプロポーズを受け結婚するが会社では旧姓を名乗る。陽士と遊美の双子を出産後職場に復帰している。本作では、メニュー画面のナビゲーターとして登場
海原 雄山(かいばら ゆうざん)
厳格な会員制の超高級料亭「美食倶楽部」を主宰する希代の美食家にして、書画・陶芸に秀でた芸術家。山岡士郎は実の息子だが、義絶している。帝都新聞主催の「至高のメニュー」の作成者であり、週刊タイム誌上の対決では、しばしば山岡とゆう子の「究極のメニュー」を敗退させている。本作では、調理前のアドバイスや食のウンチクなどで登場

「美味しんぼ DSレシピ集(仮)」
対応機種ニンテンドーDS
メーカーバンダイナムコゲームス
ジャンル究極&至高の料理レシピ集
発売予定日2007年3月
価格未定
プレイ人数1人
(C)雁屋哲+花咲アキラ
(C)2007 NBGI
「画面は開発中のものです」
(C)雁屋哲/花咲アキラ/小学館ビッグコミックスピリッツ連載中


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