EAが3つのニンテンドーDSタイトルを発表――完成披露発表会開催(3/3 ページ)
エレクトロニック・アーツは、2007年3月末までに発売予定のニンテンドーDS向け3タイトル「シムシティ DS」、「テーマパーク DS」、「ドラゴン桜DS」の完成披露発表会を開催した。
「ドラゴン桜DS」
「ドラゴン桜」は、講談社「モーニング」で連載されている三田紀房氏原作による人気漫画。破産寸前で経営危機となった架空の私立・龍山高校を舞台に、これといった特徴もなく、勉強をする気力もほとんどない生徒たちを、経営を精算するために乗り込んできた弁護士・桜木建二が東大に入学できる秘策を授ける。現在、単行本16巻まで発売されている。
この最新刊16巻の巻末に本作「ドラゴン桜DS」が紹介されている。プレーヤーは、小学生として中学入試、その先の東大合格を目指し、ドラゴン桜に登場する担当教諭たちから出題される、国語、算数、理科、社会の4教科/3カリキュラムに挑戦していくというもの。答え合わせの際には、担当教諭から「どういった部分の学力向上に役立つのか」、「どのように取り組めば良いのか」など、ドラゴン桜式勉強法をドラゴン桜コミック内に登場するドラゴン格言をまじえながら解説される。
各モードの成績と毎日の継続率が成績グラフとして表示されるので、目に見える形で自分の成長を把握することができ、さらにライバルとしては、原作にも登場する「水野直美」、「矢島勇介」の2人が小学生バージョンで登場し、プレーヤーと成績を競ってくれる。無線LANやWi-Fi対戦、全国一斉ダウンロード模試など、ニンテンドーDSならではの試みが施されている。
ゲームモードは、国語、算数、理科、社会の4教科/3カリキュラム(合計12カリキュラム)に挑戦する「カリキュラムモード」と、カリキュラムで獲得した得点に応じて出題される小テストを解く「テストモード」。さらに、テストモードで100点を取ることで解除される「チャレンジモード」とワイヤレス対戦で4人まで対戦プレイが可能な「対戦モード」などが存在する。また、1人用モードで身に付いた実力で腕試しを行う「全国一斉ダウンロード模試」を受けることも可能だ。
カリキュラムモード
国語、算数、理科、社会の4教科/3カリキュラムが用意されており、初めて行うカリキュラムの場合、操作説明として必ず「チュートリアル」が用意されている。カリキュラムとしては、読む・書くの国語は「漢字の読み・書き」、「漢字の送り仮名、熟語」、「百人一首」の3つ。スピードの算数は「トランプ暗算」、「スピード足し算」、「計算式穴埋め」。イメージの理科は「天体・星座」、「電気回路図」、「理科総合クイズ」。暗記の社会は「都道府県当て」、「地図記号」、「日本の歴史クイズ」となっている。これらはすべて原作に登場したセリフとともに覚え方や考え方がレクチャーされる。
テストモード
カリキュラムで獲得した得点に応じて出現する小テストモード。テストモードは「各教科別テスト」と「総合テスト」に分かれており、カリキュラムで学習できる問題が出題される。
チャレンジモード
テストモードですべて100点を獲得すると解除される追加モード。満点を常識とするべしと教えているドラゴン桜らしいモードといえる。このチャレンジモードでは、全教科/全カリキュラムを連続して行い、総合得点を競う。レベル1からレベル10までのステージがあり、ひとつのレベルをクリアすると新しいレベルが解除される仕組みだ。
対戦モード
ワイヤレス対戦で4人までの対戦プレイが可能。DSダウンロードプレイで、友達へダウンロードさせることができる。
Wi-Fiで全国一斉ダウンロード模試
全国一斉ダウンロード模試で腕試しすることができる。模試に参加した全ユーザーの回答はWi-Fi経由で集計され、週間ランキングとして結果が発表されるので、全国規模での学力勝負を実現した。
ドラゴン桜式勉強法は、なにかと腰が重くなる勉強を楽しみながら習慣化させていくということを目的としている。親と子どもが一緒に楽しめるよう、複数のセーブデータも所持できるようになっており、勉強法を教える規範ともなりえる内容となっている。
東京大学の合格発表に合わせて盛り上がりを見せる原作と足並みをそろえ、本作も発売に向け調整していきたいとのこと。
「ドラゴン桜DS」 | |
対応機種 | ニンテンドーDS |
ジャンル | ドラゴン桜式東大脳開発ソフト |
発売予定日 | 2007年3月8日 |
価格 | 4980円(税込) |
プレイ人数 | 1人(通信対戦最大4人) |
CERO対象年齢 | A(全年齢) |
原作/三田紀房「ドラゴン桜」 (講談社『モーニング』連載)(C) 三田紀房/講談社
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