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今週はのんびりと「けっきょく南極大冒険」ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(3/3 ページ)

連載第36回は、「イー・アル・カンフー」とともにKONAMIのファミコン参入第1弾ソフトとなった、「けっきょく南極大冒険」。作られたのが四半世紀近く前なので、今から見るとかなり単純ですが、ちょっとした時間に何となくプレイしてしまう、そんなゲームです。

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MSXでは続編「夢大陸アドベンチャー」も人気に

 ファミコンには移植されなかったが、MSXでは「けっきょく南極大冒険」の続編が登場している。

画像 ジャンプするごとに色が変わるハート出現。黄色いときに取ると、しばらく無敵になる(つまずくことはあるけれど)

 タイトルは「夢大陸アドベンチャー」。こちらも「コナミアンティークス」に収録されている(プレイステーション版はVol.3)。

 病に侵された恋人(恋ペンギン?)のペン子を救うため、どんな病気も治す“ゴールデンアップル”を求めて、ペンギンくんが旅に出る。

 前作と同じ疑似3Dアクションだが、前作では時間超過以外でゲームオーバーにならなかったのに対して、本作はタイム+ライフ制になり、敵に当たるとライフが減る。

 一方、小さなクレバスや地割れの中が、ショップになっていて、それまで取った魚と交換することで、アイテムを買える。

 魚の数は、ショップに置かれたスロットマシンで増やすことが可能。チェリーが1個でも出れば魚は減らないから、数を増やしやすい。

 アイテムの中で必須なのは拳銃。これを持っていれば、敵を撃つことができる。

画像 店の主人にもいろんな人がいる。これはちょっとタチの悪い店主
画像 3面ごとに出てくるボスキャラも、銃があるとかなり楽に倒せる

 ステージの種類も多彩になった。氷上ステージのほかに、森の中や洞窟の中、流木をジャンプでよける河川ステージ、ジャンプボタンで高さを調節できる水中ステージ。

 そして、隠されたボーナスステージでは、何と宇宙に飛び出すことができるのだ。

画像 考えてみれば、ペンギンだから海に潜れるのは当然か。横から飛んでくる敵が厄介
画像 ボーナスステージでは、岩を避けながら魚を取る。黄色い魚を取るとライフが増える

 多彩な分、ステージの数も多いが、コンティニューができるようになっている。もともと隠しコマンドの入力が必要な裏技だったが、「コナミアンティークス」ではキーボードでのコマンド入力ができないため、裏技ではなくなっている。

 コンティニューしてもアイテムは引き継がれるので、早い段階でアイテムを買っておくと、ゲームが有利に進む。

画像 12面をクリアして、見事ゴールデンアップルを入手。ただしここまでが往路で、この先の復路がまたキツい

 ちなみにこのゲームも「けっきょく南極大冒険」同様、携帯電話用のアプリになった。

 「夢大陸アドベンチャー」が人気になったおかげか、その後MSXで登場した「パロディウス」では、主人公キャラとしてペンギンが使える。

 続くアーケード版「パロディウスだ!」にも引き続きペンギンが登場するが、こちらは「けっきょく南極大冒険」のペンギンではなくて、その息子のペン太郎。スプレッドガンやポットンミサイルといった、新たな武器を装備して、こと攻撃力に関しては、父親を完全に凌駕している。

 もし父親ペンギンが、息子のスプレッドガンを借りて南極に戻ったらどうなるだろうと考えると、ちょっと楽しいかも。現代のポリゴン技術を駆使して、疑似じゃない3D画面とし、雪原を走りながら、出てくる敵を銃で撃つゲーム。

 ……え、Xbox 360の「ロスト プラネット」?

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