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独占市場はいずれ衰退する?

モノポリーでは独占することが勝利の鍵となっている。ただ、実社会での経済ではそういうわけにはいかないようで、独占市場は衰退していくこともあるようです。

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 今週のトップはプレイステーション 3版「鉄拳5DR」の記事。そして2位がWiiの記事と新世代・次世代ゲーム機がトップを飾りました。新しいものに興味を持ってくれるのは単純にうれしいことです。

 最近、発表会などで経営陣からよく聞かれることは、業界そのものの活性化。心の中は分かりませんが、自社だけが売れるのではなく、業界全体で幸せになりましょうということらしい。よく言われていることですが、ある市場が成熟していく中で、淘汰され1社独占の状況になると、その市場は停滞し先細って行く傾向にあるそうです。1社だけだと思考が硬直し、斬新な製品が生まれづらくなり、サービスなどの質が低下するという考えです。また、情報なども偏ることにより、一定以上の広がりを見せず製品を知る機会は失われ、その後減退していく。もちろんこれだけではないのですが、ライバルなり、競争する別会社なりがあって市場は活性化していくというのです。ざっくりした説明ですいません。

 だから個人的に、日本での家庭用据え置き機では、3つくらいのプラットフォームがしのぎを削る現状が続くことを祈っています。できればどこも均等に元気ならばなおよろしい。これにオンラインゲームや携帯ゲームが加わり、バラエティー豊かなゲーム市場を形成していってくれればと。新しいプラットフォームの記事に読者が飛びつくよう、我々も興味ある記事を提供し、市場の活性化の一翼を担っていければいいのですが。

 そういえばモノポリーでも独占を進めていくと、他者から厳しい対応を迫られるようになっていきます。交渉にも乗ってくれません。独占もうまいことやらないと身を滅ぼすということでしょう。正月休みにモノポリーをした際、調子に乗って独占を進め、他プレーヤーから総タコ殴りにあい撃沈していったことを思い出す1月半ばでした。

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