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順位よりもスタントが評価の決め手となるユニークなオフロードレース「エキサイトトラック」レビュー(1/3 ページ)

「エキサイトトラック」は、Wiiリモコンを横向きに持ち、起伏の多い荒野をルール無用で爆走するオフロード系のレースゲーム。ところが、レースゲームなのに順位やタイムはさほど重要でなく、ジャンプや空中でのスピンといったスタントアクションが成績を左右するところがユニークだ。

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Wiiリモコンをハンドルに見立ててオフロードカーを運転

 Wiiリモコンには、画面上を指し示すポインティング機能のほかに、傾きや動きをとらえる3軸検知のモーションセンサーも載っているが、そのモーションセンサーを応用したレースゲームがすでにいくつか登場している。この「エキサイトトラック」もそのひとつで、Wiiリモコンを両手で横向きに持ち、ハンドルに見立てて車を操縦できることが特徴。といっても、Wiiリモコンを車のハンドルのように“回す”のではなく、左右どちらかに“傾けて”操作する。

 この「エキサイトトラック」は、草地、砂浜、雪原などを疾走する、いわゆるオフロード系のレースゲーム。敵車に体当たりして妨害するもよし、木々の間を縫うように走行してショートカットするもよし、といった型破りな展開が見物だ。「エキサイトトラック」がユニークなのは、順位やタイムを競うことよりも、「スタント」と称するレース中のアクションを大きな評価基準としている点。極端な話、最下位でゴールした場合でも、そのレースで数多くのスタントを決めて“魅せる走り”ができていればクリアできる。レースゲームでありながら、順位が絶対的なクリア条件にならないという一風変わったゲームだ。

画像 Wiiで発売された「エキサイトトラック」は、ジャンプやスピンといったスタントを織り交ぜながら悪路を疾走するレースゲーム。開発を担当したのはアメリカのMonster Gamesという会社で、日本ではあまりなじみがないが「NASCAR Heat」シリーズなどのレースゲームを過去に手がけている
画像 起動するとまず現れるのが、「Wiiリモコンを『横持ち』してください」という画面。ハンドルを切ったり、空中での姿勢制御には、Wiiリモコンに搭載されている3軸検知のモーションセンサーを使う

 このゲームを初めて起動したとき、おそらくは面食らうことになるはず。それというのも、初めはメインメニューの「トレーニング」しか選べないようになっていて、すぐにはゲーム本編をプレイできないからだ。この「トレーニング」は、「エキサイトトラック」での基本的な操作方法やスタントを実践的に練習するためのモード。従来のゲーム機やレースゲームとは操作感が異なることから、まずはこのモードで慣れてから本編をプレイしましょう、ということらしい。もっとも、操作方法はそれほどややこしいものでもないので、すぐに身に付く。ハンドリングやジャンプ中の姿勢制御はWiiリモコンを前後左右に傾け、あとはアクセル(「2」ボタン)、ブレーキ(「1」ボタン)、ターボ(十字ボタン)を使うだけのシンプルな操作になっている。

画像 初めてゲームを起動したときは、「トレーニング」のみ選択できるようになっていて、ほかのモードは選べない
画像 「トレーニング」の「基本その1」で、まずはドライビングやジャンプなどの基本操作を練習する

画像 Wiiリモコンの写真を交えながら、ボタン配置や使い方をレクチャーしてくれるのが親切。
画像 「トレーニング」の「基本その1」をすべてクリアすれば、「エキサイトレース」や「チャレンジ」などの本編を遊べるようになる。

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