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眠れる能力をちょっとだけ拝借

人間は優れた能力を潜在的に持ちながらも、大半はその能力を生かしきれずにいると言われています。それは次世代ハードも同様のようで……。

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 今週のトップも「ガンダム無双」でございました。強い! どうやら20万本に迫る勢いで売ているらしいので、現状のプレイステーション 3の販売状況を考慮しても、破格の注目度だったことが分かります。

 さて、3位にランキングしている「Folding@home」について。記事にも書きましたが、このプレイステーション 3(以下、PS3)のあり余る処理能力を医療に役立てようと昨年9月、東京ゲームショウの基調講演において久夛良木健氏の口からプロジェクト参加について言及されていました。すっかり忘れておりましたが、ちゃんと計画は動いていたんですね。この度、PS3のシステムソフトウェアのバージョンが1.60にアップデートすることで、3月22日より分散コンピューティング・プロジェクト「Folding@home」にネットワークを通じて参加できるようになります。

 「Folding@home」は、パーキンソン病やアルツハイマー病、癌など、様々な疾病の原因究明を目指して2000年に発足したプロジェクトです。これら疾病の原因究明のために必要な膨大なシミュレーションを、インターネットで接続された個々の端末等に専用のソフトウェアを走らせ、その端末の余剰な処理能力を利用して解析します。多数の端末が並列処理することで時間の短縮を図ろうという計画で、今回PS3の莫大な処理能力を利用することで、さらなる成果が期待できるとしています。ちなみに通常の使用で動作が重くなることはないとのこと。

 分散コンピューティングといえば、地球外生命体を探索するSETI@homeや、昨年第二次世界大戦中に傍受されたナチス・ドイツの未解読の暗号を64年ぶりに解読したM4 Projectが記憶に新しい。数ある分散コンピューティングの中でも古参と言える「Folding@home」は、どの地域にどれぐらいの「Folding@home」ユーザーが存在しているのか分かる世界地図も掲載されており、ともに医療に貢献しているという連帯感も感じることができるでしょう。

 常時ネットワークに接続しているユーザーであればぜひとも参加してもらいたいプロジェクトです。確かに電気代金はかかりますが、参加する意義はあると思いませんか? もしかしたらあなたのPS3での解析結果が、難病解決の糸口になるかもしれませんよ?

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