加藤夏希さん、毛利蘭になりきり謎解きを披露――PPV-DVD「名探偵コナン MAGIC FILE」説明会
ヴィジョネアは、劇場版「名探偵コナン 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー)」の公開を記念して、DVD「名探偵コナン MAGIC FILE」を発売。このたび“新視聴スタイル”とうたう同製品の説明会が行われた。会場にはヒロイン・毛利蘭に扮する女優の加藤夏希さんも駆けつけた。
新視聴スタイル「PPV(ペイ・パー・ビュー)-DVD」を活用した製品「名探偵コナン MAGIC FILE」が、4月11日より全国のセブンイレブン限定で発売される。PPV-DVDとは、ヴィジョネアが独自に開発した新技術DVDとインターネットの連動型課金システムのこと。ユーザーはケータイやPCの専用サイトからパスワードを購入し、作品を楽しむことができる。
名探偵コナン MAGIC FILEは、過去に放送されたテレビシリーズの人気作品を収録した「EPISODE PART」と「GAME PART」2枚組みのパッケージ。EPISODE PARTには、1話完結作品と3話完結作品それぞれ1エピソード、さらにシークレット作品を用意。一方GAME PARTには3話完結の作品を2エピソード収録している。GAME PARTは、先に触れたPPVを利用した課金システムを採用しており、それぞれ480円で1週間の視聴が可能となっている。
ヴィジョネア代表取締役社長 内古閑宏氏はまず「VHSの時代から、セル、レンタルという視聴スタイルがありましたが、デジタル時代に新しい技術でもって、新しい視聴スタイルができないかと考えました」とシステムの開発意図を説明。PPV-DVDを「セル、レンタルに続く第3の視聴スタイル」と提唱する。
同氏は、PPV-DVD技術の根幹についても言及。「DVDとインターネットの連動。デジタルメディア同士が連動することで初めて新しい世界が生まれる。これが、映像メディア2.0だと思っています」と語り、また「次世代ディスク規格(HD DVD、Blu-ray)にも繋がる試みだと思っていますので、次世代に向かっての視聴スタイルのひとつとして残っていくはず」と同氏は自信を覗かせた。
同社商品開発部 高本昌宏氏が同製品を紹介。手ごろな値段、PPVシステムの採用、謎解きゲームの3点が大きな特徴と説明する。2680円という手ごろな値段で、リクエストの高い作品を厳選して収録。またPPVシステムの採用にあたり、ドコモ、auでは携帯料金の請求システムによる合算請求できる(ソフトバンクモバイルはクレジットカードかWebMoney決済)など簡単な決済方法が導入されている。
そして「名探偵コナンのコンセプトである謎解きを、実際に体験できることが最大の魅力です」と高本氏。GAME PARTの作品の中には暗号が仕掛けられており、製品に付属されているミステリーカードとスペシャルサイトを使って、謎解きゲームが楽しめる。謎を解いていくことで、EPISODE PARTのシークレット作品を視聴できる特典が付与される。ここで取得したシークレット作品は、視聴制限を設けていないため、繰り返し見ることができるとのこと。
当日謎解きのデモンストレーションが行われるため、極秘にスペシャルゲストが招待されていた。登場したのは主役コナンくんと、蘭をイメージした衣装を身に付けた女優の加藤夏希さん。
蘭の制服も着てみたかったという加藤さんは、普段からゲームやアニメを楽しんでいるという。移動中も携帯ゲーム機などで遊び、前日も仕事が終わってから謎解きを体験したと明かしてくれた。
今回加藤さんが実際に謎解きを披露。取得したパスワードをDVD画面に入力し照合されると「やった! 合っていると分かっていてもうれしいですね」と喜んでいた。
謎解きは難しいと嘆きつつも、「操作が簡単なので手軽に作品を楽しめる」と加藤さん。最後に「いつもはテレビを見ながら謎解きはしていますが、今回ようやく参加できたいという感じ。ゲーム感覚のDVDを、ずっと待っていました」と感想を語ってくれた。
なお、発売に先立ち、名探偵コナン MAGIC FILEのキャンペーンサイトがオープンしている。暗号解読力検定といったコンテンツが用意されているので、DVD発売前に、謎解きの練習をしてみてはいかがだろうか。
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