ブロッコリーが黒字転換 創業者木谷氏、取締役も辞任
ブロッコリー創業者の木谷会長取締役を辞任。プロデューサーとして自由度を高めるという。前期決算は自社ゲームとトレカなどが好調で黒字に転換。
ブロッコリーは4月18日、創業者の木谷高明取締役会長(兼最高開発責任者)が、4月26日付けで取締役を辞任すると発表した。「個人プロデューサーまたはクリエイターとして一層活躍するにあたり、自由度を高めるため」という。
木谷氏は昨年10月、コンテンツ開発とプロデュースに専念したいとして代表を辞任していた。木谷氏は今後もプロデューサー・アドバイザーとして同社のコンテンツビジネスに携わっていく予定で、「同氏と連携して社内のコンテンツ開発力を高める努力をしていく」という。
また、代表取締役社長に上田陽史マーケティング部営業企画部部長が昇格する人事を内定した。吉田眞市代表取締役社長は退任する。同日発表した2007年2月期連結決算が黒字転換したのを機に、新経営体制で成長戦略を構築するとしている。5月25日の定時株主総会を経て正式決定する。
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同期の連結決算は、売上高が93億2800万円(前期比16.4%増)、営業利益が1億4900万円(前期は5億8400万円の赤字)、経常利益が1億5700万円(同6億3000万円の赤字)、純利益は7100万円(同14億7900万円の赤字)。
秋葉原再開発とつくばエクスプレス開通などで購入客が増え、東京・秋葉原本店は12%増、秋葉原以外の既存店は13%増と売り上げが順調に伸びた。自社ゲームとトレーディングカードゲームが特に好調だった。
今期予想は売上高が97億円、経常利益1億6000万円、純利益1億3600万円。
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