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「F-ZERO」のスピードと浮遊感を体感しよう!ゲイムマンの「レトロゲームが大好きだ」(3/3 ページ)

新しいゲーム機の登場初期にはたいてい、そのゲーム機の性能を分かりやすく示す、レースゲームが発売されます。「F-ZERO」(任天堂)もスーパーファミコンの拡大・縮小・回転機能を、分かりやすくアピールするゲームとなりました。

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宙に浮いた状態でプレイしてみよう

 「F-ZERO」で感じられた、マシンのスピード感と浮遊感。これらをよりリアルに体感する方法はないだろうかと考えた。

 ……F-ZEROマシンのように、浮かぶ乗り物に乗ってプレイすればいいんだ!

 というわけで、やってきたのは愛・地球博記念公園、通称「モリコロパーク」。2005年に開催された「愛・地球博」の長久手会場だった場所で、さる3月25日に、第2期供用エリアがオープン。すでに開業していた大観覧車や「サツキとメイの家」などに加えて、大芝生広場(愛・地球広場)、森林体感ゾーンなどが再公開された。

 「愛・地球博記念館」では、各国パビリオンの展示品や、スタッフのユニホームなどが展示されているほか、愛・地球博の映像を見られるシアターもある。

 この愛・地球博会場への交通手段だった「リニモ」は今でも健在。名古屋市の藤が丘駅(かつてのT&Eソフトの最寄り駅。現在は同社の業務を引き継いだ株式会社デジタルゴルフの名古屋支社が近くにあるらしい)から、この公園を経由して、豊田市の八草駅までを結んでいる。

 リニモは浮上式リニアモーターカーで、レールから車体が約8ミリ浮いている。宙に浮いて走る乗り物の中で「F-ZERO FOR GAMEBOY ADVANCE」をプレイしたら、より臨場感を得られるのではないかと思い、やってみた。

 藤が丘から八草まで、全線乗り通すと17分。藤が丘でリニモに乗ってすぐプレイし始めたら、グランプリ全5レースをちょうど走り切れるくらいだ。もっとも、私は5レースめで1回ミスしたので、2周を残した時点で八草に着いてしまったのだが。

 肝心の臨場感だが、リニモは浮いているといっても、乗り心地がフワフワしているわけではないので、あまり浮いている感じはしない。

 もちろん最高時速100キロで走っているわけだから、アーケードの体感筺体に座っているような感覚は味わえる。もっとも、F-ZEROマシンの500キロとはちょっと開きがある。

 そこで、帰りの新幹線の中でもプレイしてみた。おお、これは「F-ZERO」のスピード感にかなり近い。

 ……ただ、ちょっと酔った。これは果たして乗り物酔いか、それとも3D酔いか?

画像 モリコロパークの大観覧車前にて。写真撮影後、「F-ZERO」をやるために、ここからいったん藤が丘まで引き返したけど
画像 愛知高速交通・東部丘陵線「リニモ」は、常設の営業路線で日本初の浮上式鉄道。騒音や振動が小さく、急勾配や急カーブも苦にしない
画像 リニモのレールは、何となく「F-ZERO」のコースに似ているような気がする。ゲームをやっていたら、まず見る暇がないだろうけど

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