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いつもと違う黄金週間後の過ごし方

いつもこの時期は北米で行われるE3で頭を悩ませておりました。しかし、今年はなんとも緩やかな……と思いきや、実はイベントが各地でわんさか開催されております。

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 ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしたか? 休みなどなく学業に努め、仕事に従事されていた方、がっつり休暇を取りバカンスに出かけた方、はたまたゲーム三昧だった方、さまざまだったと思います。

 筆者もたまの休暇とばかりに、わずかではありましたが海外へ出かけておりました。そこは観光地ということもあり、日本人だけでなく、アジアや欧米各国さまざまな人種がバカンスに集まっていたのですが、ふとあることに気がつきました。ニンテンドーDSやPSPなどの携帯用ゲーム機を、観光地にまで持ってきて遊んでいるのは日本人ばかりなのではないか? と――。

 そんなわけないと思っていたのですが、現地のガイドに聞くと、確かにそうだとのこと。一概には言えませんが、日本人は観光地での待機時間や移動時間などを持てあますことのないように、ゲームを持っていきます。しかし、他国の方々は観光地に来ているのだから、“暇な時間こそがバカンス”であり、バカンスである以上は日常の一部となっているゲームなどは排除しようとする傾向にあるのではないかというのです。

 なるほどなと思いました。もちろん、他国の方がゲームを持ってきて遊んでいるのを見ていないだけかもしれませんし、日本人だからこそ目についただけかもしれません。単純に普及しているだけとも言えますが……。

 さて、通常であればこの時期は北米・ロサンゼルスでE3(Electronic Entertainment Expo)が開催されているのですが、今年から状勢が変わっております。E3は規模を縮小し、開催時期を7月にずらし、その意味合いをプレスイベントやメディア、小売業者、開発者の小規模な会合にシフトしました。

 毎年この時期は、E3をどう乗り切るかを焦っていたものですが、なくなってみると寂しいものです。なにか騙されているような感じというのでしょうか。大規模なユーザー参加型イベントとしては10月に「E for All Expo」が行われることになっていますが、その頃は日本でも東京ゲームショウが開催された後ということで、新しいものは出て来ないと見られています。

 E3は世界中の最新情報が集約する場でした。こうしてなくなって見ると、各メーカーはどのタイミングで新情報を流すのか苦慮し、計りかねているようにも感じます。だからこそ、各メーカーは目標に向け戦略を立て、独自の戦術を仕掛けてくるようにも思えます。なかなかどうして、のんびりとはさせてくれなさそうです。

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