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「GTA」がPSPとなって上陸――「グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ」(1/3 ページ)

カプコンは「GTAIII」につながるミッシングリンク的なストーリーとなるPSP専用GTAシリーズ最新作を、日本で発売する。マルチプレイにも対応した本作を紹介する。

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 シリーズ累計5500万本以上の売り上げを誇るGTAシリーズ初のPSPタイトル「グランド・セフト・オート・リバティーシティ・ストーリーズ」(以下、LCS)の日本語版が発売される。本作は「グランド・セフト・オートIII」(以下、GTAIII)と同じリバティーシティが舞台となる。シリーズの時系列的には「GTAIII」よりも少し前の時代を描いた外伝的な内容だ。


 「GTAIII」は2001年のアメリカの都市・リバティーシティを舞台に、銀行強盗の仲間に裏切られた主人公が、見知らぬ土地で再起し、裏切り者に復讐するまでを描く物語。シリーズ初の3Dポリゴンで描き出されたリアルな世界観と自由度の高いゲーム性が受け、今のGTAシリーズ人気の火付け役となった作品である。LCSはその少し前、1998年頃の設定となっている。

 主人公は組織のために罪を犯し、その身を闇に潜めていたレオーネファミリーの一員、トニー・シプリアーニ。彼が街をあるべき姿に戻すために、表舞台に帰ってきたことで、リバティーシティの裏社会に住む人間たちが立ちはだかるという内容となる。レオーネを街の支配者とするべく奮闘するトニーだが、暗殺者や悪徳政治家、そして実の母親までもが彼を陥れようとする……。信頼に値する人間がいない街で、彼はファミリーのためだけにのしあがっていこうとする。


レオーネファミリーの一員、トニー・シプリアーニ

 舞台となるリバティーシティは「GTAIII」のマップを完全再現しており、ショップでの買い物はもちろんのこと、数々の乗り物を駆使して移動することも可能。カーラジオからは90年代ヒット曲が流れ、雰囲気を盛り上げる。本作はミッションクリア方式のアクションゲームだが、「GTAIII」で関係する人物も登場するので、シリーズのファンはニヤリとする場面もあるという。

乗り物が充実

リバティーシティの3つの島をつなぐ主要交通機関だったフェリーも時代の波に廃止を余儀なくされていた。それを阻止せんと労働組合員数百名が武器を手に抵抗。ジェーン・ホッパーはトンネルや橋の建設により数百ものフェリー関連職が消えるという情報に基づき、市全体を巻き込んだストライキを率いたのだが、それには裏があった……。
実はこのような状況を利用して、どれだけ金を巻き上げられるかという狙いがあったのだ。このたくらみを解決することができるのだろうか?

 80年代後半から90年代初頭にかけては安全だったリバティーシティも、今やどこに移動するにも危険を伴うほど治安が悪くなってしまっている。この街を移動するにはクルマやバイク、フェリーのほかに、列車や地下鉄、ボートなどさまざまな手段を使用することができるのだが、油断は禁物。いつ何時、銃撃戦やストに巻き込まれるかわからないのだ。

 なお、これら乗り物を使用したシリーズおなじみのサイドミッションは本作でも健在。ストーリーとは関係なく、特定の乗り物に乗ることで、仕事をこなし、報酬を得ることができるようになっている。


「処刑ミッション」
警察車両に乗り、方向キー上を押すとミッション開始。法の番人となり犯罪者を追跡し始末する
「救急ミッション」
救急車に乗り、方向キー上を押すとミッション開始。怪我人を救助し、病院まで搬送する

「消火ミッション」
消防車に乗り、方向キー上を押すとミッション開始。火災現場に急行し、炎上する事故車の消火作業を行う
「宅配ヌードルミッション」
宅配バイクに乗り、方向キー上を押すとミッション開始。時間内に目的地までヌードルを宅配せよ

その他の乗り物

バイク
自動車/Deimos
ゴミ収集車

高架列車/地下鉄
ボート
タンク
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