20周年を迎えた「メタルギア」シリーズはさらなる新展開へ:「METAL GEAR 20th ANNIVERSARY PARTY」(1/4 ページ)
PS3向けのオンラインゲーム「メタルギア ソリッド オンライン」まで発表になった20周年記念イベントは、ゲーム業界の著名人が大集合した盛大なパーティーとなった。トークセッションでは小島監督の本音も!?
KONAMIの「メタルギア」シリーズが生まれてから20周年を迎えるのを記念して、「METAL GEAR 20th ANNIVERSARY PARTY」が、都内の会場で開かれた。会場にはプレスや関係者のほか、一般ユーザーが抽選で50名招かれた(関連記事参照)。
まずはコナミデジタルエンタテインメントの田中富美明社長からあいさつ。「メタルギア」シリーズが1998年7月に生まれてからちょうど20年たつことを紹介しながら、シリーズ累計で2000万本を超えるソフトに成長したと語り、これまでの歩みを振り返るムービーを披露。田中氏は「生まれた当初はTVゲームが家庭に入り始めた時代。小島監督は1986年4月に入社したのだが、映像の中には若々しい姿も写っていた。これから20年後はどうなっているのか楽しみ」と会場を沸かせて、小島秀夫監督にバトンタッチした。
「わたしがこの業界に入ったのが1986年。最初の作品である『メタルギア』を発売したのが1987年7月なので、ちょうど20年たつ。その当時は、市場のこととかユーザーのことはまったく頭になくて、とにかくいいものを作ることだけを考えて、無我夢中で作っていた」と小島監督。「敵に見つからず、こそこそと潜入するという地味なゲームが、後にフランチャイズ化されて全世界の皆さんに愛されるというのはつゆほど思っていなかった」(小島氏)。
小島氏はあいさつの最後に「『未来を作ることと、過去を語り伝えることは同じ』というスネークのセリフが『メタルギア ソリッド 2』のラストにあるが、これまでの20年を振り返りながら、これからの未来をともに語り合っていきたい」と語った。
サントラCD、限定コレクションボックス、そして「メタルギア ソリッド ポータブル オプス プラス」
続いて小島プロダクションの統括プロデューサーである今泉健一郎氏は、今後のフランチャイズ展開について語る。
まず、昨年発売された「メタルギア ソリッド ポータブル オプス」までの全作品と、DVD「メタルギア サーガ」を含む「METAL GEAR SOLID COLLECTION」が7月26日に発売(関連記事参照)。そして各作品を再発売する「METAL GEAR SOLID BEST PRICE COLLECTION」が登場すること、これまでの楽曲を集めた「METAL GEAR MUSIC COLLECTION」がすでに発売されていることなどを紹介。このほか、アートディレクターである新川洋司氏が完全監修したフィギュア「MGS4 12 inch Real Action Heroes」をはじめ、さまざまなフィギュアも企画されているそうだ。
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