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「東京ジョイポリス」の新アトラクションにAKB48が挑戦! 絶叫! 涙!

セガは本日、東京ジョイポリスに今夏導入される新アトラクションの体験会を行い、AKB48の3人を迎え、そのうちのひとつである「忌火起草 胎動編」を使用しての実況生中継を実施した。

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左からAKB48の大島麻衣さん、板野友美さん、河西智美さん

 セガは7月26日、東京お台場にあるアミューズメントテーマパーク・東京ジョイポリスに今夏、新アトラクションが3種導入されたことを紹介する体験会を催した。この体験会では「AKB48」から大島麻衣さん、板野友美さん、河西智美さんの3人を迎え、PS3で今秋発売を予定しているサウンドノベル「忌火起草」(いまびきそう)をモチーフにしたホラーアトラクションを絶叫生中継! 身を張ってその怖さをアピールした。

 今回導入されたアトラクションは、“音”にこだわったお化け屋敷「忌火起草 胎動編」、人気連載中のコミック「頭文字D」の世界を体感できる「頭文字D ARCADE STAGE 4 LIMITED」、冒険アクションガンシューティングアトラクション「レッツ ゴー ジャングル! スペシャル」の3種。

すべてのアトラクションを体験することもできた。「忌火起草 胎動編」ももちろん内部に潜入してみたが……誰かいる! こ、怖い……

 「忌火起草 胎動編」は、前述したとおり2007年秋に発売予定のプレイステーション 3用ソフト「忌火起草」の世界観を活かした最恐サウンドホラー・ウォークスルーアトラクション。サウンドノベル最大の特性であるリアルな音にこだわり、コードレスヘッドフォンを装着して歩いて進む。ゲームの「PREQUEL(前の話)」をアトラクションのストーリーとして設定しており、ゲームのキーアイテムとなる“ハッピードラッグ”をアトラクションの導入部に登場させている。

  • 料金(税込み):600円
  • 所用時間:約10分
  • 定員:4人

ライドは3種類あって、右からFD3S RX-7 Type R、AE86 スプリンタートレノ GT-APEX、インプレッサ WRX type R STi Version V GC8と並んでいる

 「頭文字D ARCADE STAGE 4 LIMITED」は、アーケードゲーム「頭文字D ARCADE STAGE 4」をアトラクション化させたもので、原作に登場するクルマのリアルな挙動が体感できるというもの。視界いっぱいに広がる大画面ワイドスクリーンに映し出される迫力ある映像がよりいっそうプレーヤーの気分を盛り上げてくれる。

  • 料金(税込み):600円
  • 所用時間:約8分
  • 定員:2名×3台

ジャングルで凶悪な生物や巨大な昆虫と戦っていく。専用のガンコンで撃ち続けるだけでいいので、特に難しい操作は必要としない

 「レッツ ゴー ジャングル! スペシャル」は、ジャングルから当然襲いかかる巨大生物をマシンガンで撃って倒す冒険アクションガンシューティングアトラクションで、アーケードで展開している「レッツ ゴー ジャングル!」に多彩なギミックが加えられている。ボックス型の筐体には可動式のペアシートと、前後に100インチの大型スクリーンが設置され、進行に合わせてシートが回転する仕組みとなっている。ダメージを受けると左右に振動したり、エアーが噴射されるなどの体感ギミックも施されている。

  • 料金(税込み):500円
  • 所用時間:約5分〜15分
  • 定員:2名×3部屋

こちらは8月4日より導入される人気ドラマ「24 -TWENTY FOUR-」をモチーフとした新アトラクション「24 CTU -ザ・ミッション-」の紹介。与えられたミッションをクリアしていくインタラクティブ回遊型アトラクションとなる

 普段のステージ衣裳で登場した3人は、みんな遊園地好きとのことだったが、東京ジョイポリス経験者は大島さんのみ。「暑い夏でも、屋内施設のここなら涼しいし、こういう季節には最適ですね」と魅力を語る。3人は「忌火起草 胎動編」以外のアトラクションを事前に体験しており、大島さんのお父さんが「頭文字D」のファンで家族を連れてきたいということや、「レッツ ゴー ジャングル! スペシャル」がけっこう怖くて、板野さんには難しかったことなど感想を述べる。

 そうこうしているうちに「忌火起草 胎動編」の体験会の時間となり、入口まで移動することに。3人とも怖いものが苦手で、入口を見ただけで手が震えてくるほどなのだとか。実際、3人ともスタート前から泣きそうで、事実、入口でヘッドフォンを装着するなり悲鳴をあげる。我々取材陣のために、その様子が暗視カメラでライブ中継されていたのだが、すでに全員涙目。途中、恐怖のあまりヘッドフォンを外したり、腰が抜けてしまった河西さんが途中リタイアしたりと、その怖さを存分に見せつけてくれた。最後は走り込むように出口に飛び出して来て体験会は無事(?)終了した。


これから頑張って突入しますと意気込むも、この数分後に大絶叫が待っていた
通常数分で出口へと進むはずなのだが、なかなか入口付近から踏み出せず……。こちらは暗視カメラでの様子
戦い終えて、すっかり焦燥しきっている3人は、気丈にポーズを取ってくれる

 途中、「遅い方が怖いから早く行こう」と意外に冷静なところを見せた大島さんは、「怖くてなかなか動けませんでした。すごく怖いので、暑い夏には最適です」とコメント。ヘッドフォンを外しながらもなんとかゴールした板野さんは、しゃべるのも大変なほど息を荒げながら「もう入れないです。お化け屋敷自体入ったことなかったので、こんなんでしたけど、きっと皆さんなら楽しめると思います」と話す。残念ながら途中リタイアの河西さんは「無理でした。もう入った瞬間に無理って分かって、音もお化けも仕掛けも怖くて……。特に音が本当に近くに誰かいるように聞こえて、かなり追いつめられました」と語ってくれた。


中村氏も恐怖するほどの出来

 続いて、「忌火起草」の開発を行うチュンソフトの中村光一氏が登場し、同じく本アトラクションを体験することになった。

 「ゲームソフトよりも前にアトラクションとして設置されるのは業界初のことではないでしょうか? こちらのアトラクションを体験してもらうことで、ゲームの内容がどんなものか分かってもらえるようになっています。聞く話によるとかなり怖いとのころで、びびってますが楽しみです」(中村氏)

 中村氏は4人でアトラクションを体験したのだが、これまたAKB48の3人と同様に、いい大人が悲鳴をあげるほど恐かったようで、出口からは引きつった笑いで中村氏が飛び出す姿を見ることができた。

 体験会を終えた中村氏は「怖くてやばすぎです。1人だったら戻って来ることはできなかったですね。今もドキドキしています。ヘッドフォンの効果も抜群で、サラウンドで聞こえて来るんです。ゲームとのリンクも相当あって、このアトラクションを体感してもらうと、いざゲームをやった際にはあのシーンがこれなのかと分かるようになっています。とにかく怖くて、中をよく見る余裕すらなかったですね」と、興奮も醒めやらぬ様子。


 中村氏は、本アトラクションが製作されるにあたり、「忌火起草」での設定などを事細かく指示を出したとのこと。ゲームの「忌火起草」もサウンドノベルの新境地を開くべく、セリフと心情とでメッセージ分けをして、目と耳の両方からの恐怖を演出しようと試みている。アトラクションでもそのヘッドフォンを使用して歩くことで、十分恐怖は演出されている。それは、AKB48の3人はもちろんのこと、ゲームの開発に携わる中村氏の顔を見れば理解できるだろう。

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