みんなでオンライン対戦を遊んでみた――「鉄拳5 ダーク・リザレクション オンライン」プレビュー(2/2 ページ)
格闘ゲーム界の雄、「鉄拳」シリーズ。その最新作である「鉄拳5 ダーク・リザレクション」が、オンライン対応となってPS3にて登場した。シリーズ初のオンライン対戦はどんな感じで遊べるのか、バンダイナムコゲームスで試しに遊んできました。
ラグはそれほど感じられず、オフラインさながらでプレイ可能
筆者がプレイしてまず驚いたのは、ラグがそれほど感じられず、オフラインさながらのプレイ感覚で遊べたことだ。「同一の建物内での対戦」という、環境自体が非常によいことも要因の1つとしてあげられるが、それでもここまで快適にプレイできたのは予想外だった。コマンドの入力にも違和感がなく、部屋が同じだった某プレスの人と「ホントにラグ感じないッスねー」と驚きあったものだ。
その後、開発の人に話を伺えるチャンスがあったので、ラグに関して聞いてみた。すると、「所在地が近い人同士での戦い、例えば関東圏内同士とかですと、ほとんどラグを感じられずにプレイできます。逆に、北海道と沖縄など、距離が離れている場合はある程度ラグは発生すると思います。さらに距離だけではなく、光やDSLといった回線の種別、対戦相手までの経路等、さまざまな要因で遅延が発生するので、プレーヤーの環境によるところが大きいです」という回答を得られた。つまるところ、「ベストの環境だとラグをほとんど感じずに対戦できる」ということだろう。
その後も対戦は続く。筆者のポールは勝ったり負けたり負けたり負けたり、といった感じだったが(スンマセン鉄拳久しぶりだったんです……)、同室のプレスの人は現役プレーヤーだったらしく、パッドであるにもかかわらず空中コンボを華麗にビシバシと決めているのが印象的だった。空中コンボを1発ずつ決めるたびに「うぉーい、うぉーい、うぉーい!!」と仲間内でかけ声を出しつつ楽しむ様は、ちょっとガラが悪いが(笑)非常に楽しそうであった。ルーム内ではボイスチャットで会話を交わすこともできるが、読者諸兄はマネをせず、紳士的に戦っていただきたい。
「鉄拳5 ダーク・リザレクション」自体、完成度が高いゲームだったのだが、さらに快適にオンライン対戦が遊べるようになれば、もう鬼に金棒である。もう遊んでいる人も多いと思うが、「鉄拳5」ファンならば末永く遊べる1本であることは間違いないだろう。
なお、「鉄拳5 ダーク・リザレクション オンライン」は、PLAYSTATION Storeにてフルパック版が2800円(税込)、拡張パック版が1000円(税込)で8月1日より販売されている。本作がどんなものなのか知りたい方は、以下の最新動画を覗いてみてはいかがだろうか?
*** 一部省略されたコンテンツがあります。PC版でご覧ください。 ***
※画面は開発中のものです。
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