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「桃鉄」で銚子電鉄を支援する第2弾「しあわせ三像」設置

来年で20周年を迎える「桃鉄」が経営難にあえぐ千葉県の銚子電鉄を支援する活動の第2弾として、銚子観光のシンボルにとキャラクターを模した石像の「しあわせ三像」を設置した。

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左より、土居孝幸氏、さくまあきら氏、銚子電鉄・小川社長、桃太郎の着ぐるみ、ハドソン木島副社長、ハドソン香月専務

 ハドソンは、累計出荷本数が1000万本を超える「桃太郎電鉄」(以下、「桃鉄」)シリーズが、来年12月で第1作発売から数えて20周年を迎えるのを記念し、銚子電鉄の支援活動第2弾として、銚子電鉄沿線の3駅に「桃太郎電鉄」の登場キャラクターである「貧乏神」をモチーフにした石像3体(「しあわせ三像」)を設置した。

 これは、経営難に苦しむ千葉県銚子市の銚子電気鉄道とタイアップし、2007年4月26日(木)より3年間の予定で、「桃鉄」のキャラクターイラストが描かれた“「桃太郎電鉄」ラッピング電車”を運行させた、銚子電鉄を支援する活動の第2弾にあたる。

 石像3体の設置にあたり、8月4日(土)午後1時より、千葉県銚子市の銚子電鉄・犬吠駅駅前広場で、「しあわせ三像」の1つである「貧乏がイヌ」像の除幕・入魂の儀を執り行われた。

 当日は、来賓として銚子電鉄の小川社長や、「桃太郎電鉄」シリーズのゲーム監督であるさくまあきら氏、同じくキャラクターデザインの土居孝幸氏も出席。カブト稲荷神社の千葉卓司宮司によるお祓いの後、「貧乏がイヌ」像の除幕が行われ、引き続き入魂の儀を執り行った。



 主催者挨拶に立ったハドソンの木島副社長は、「銚子電鉄にご縁ができ、ラッピング電車に続いあて『しあわせ三像』を設置できたのは喜ばしいこと。『桃鉄』は来年20周年を迎え盛り上がっていく。その盛り上がりが銚子電鉄にもプラスになることを願っている」と挨拶。

 続いて来賓である銚子電鉄の小川社長から、「多くのご支援をいただいたが、目に見える形の支援がハドソンさんのラッピング電車だった。ラッピング電車が何時に出発するのかという問い合わせがあったり、乗客も増えている。『しあわせ三像』も設置され、つかみ始めた立ち直りのチャンスを増幅させたい」と述べた。

 さくま氏からは「JR四国の鬼無駅や東京・谷中の妙泉寺に『貧乏が去る像』を設置しているが、宝くじが当たったなどうれしい話が聞かれたので、今回、銚子電鉄にも寄贈することにした。皆さんもこれに触って幸せになって欲しい。貧乏神だけだと逆効果なので、ちゃんと上の像も触ってください」とコメント。土居氏からは「スタンプラリーもやっているので楽しんで欲しい。これからも銚子電鉄には色々協力していきたい」と次々と祝辞が述べられた。

 「しあわせ三像」は、「貧乏神」の頭の上に、猿、犬、キジが乗っており、それぞれ「貧乏がサル」像(仲ノ町駅)、「貧乏がイヌ」像(犬吠駅)、「貧乏をトリ」像(笠上黒生駅)という名称。「貧乏が去る」、「貧乏がいぬ(=いない)」、「貧乏を取る」というゴロ合わせから、景気回復の願いも込められている。御影石でできた各像の大きさは、それぞれ間口約35センチ、奥行き約28センチ、高さ約60センチ(台座の大きさは、間口80センチ、奥行き80センチ、高さ40センチで、石像と台座を合わせた高さは約1メートル)。

「しあわせ三像」=左から「貧乏がサル」像、「貧乏がイヌ」像、「貧乏をトリ」像

 この「しあわせ三像」の設置にあわせ、8月4日(土)より8月26日(日)までの毎週土日限定(午前10時〜午後3時)で、銚子電鉄主催の「銚子電鉄×桃太郎電鉄スタンプラリー」が実施される。「貧乏がイヌ」像が設置される犬吠(いぬぼう)駅、「貧乏がサル」像が設置される仲ノ町(なかのちょう)駅、「貧乏をトリ」像が設置される笠上黒生(かさがみくろはえ)駅及び、有人駅である観音(かんのん)駅、外川(とかわ)駅の2駅を加えた計5駅を周り、すべてのスタンプを集めると桃太郎電鉄ラッピング電車を模した特製クリーナーがもらえる。

 この他にも、「桃鉄」のキャラクターデザインを担当する土居孝幸氏のオリジナルイラストが描かれた、銚子電鉄の1日乗車券「弧廻(こまわり)手形」や、銚子電鉄サポーターズ会員証の「桃鉄」バージョンなどが発行されている。

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