新型「PSP-2000」徹底検証――本体ハード編(2/3 ページ)
9月20日に発売となる、薄型・軽量の新型PSP「PSP-2000」。発売に先駆けて本体を詳しく見ることができたので、従来のPSP(PSP-1000)との比較も含め、本体のハード面を中心に仕様をチェックしていこう。
側面のスイッチやコネクタ、メモリースティックDuoスロットは変更点が多い
本体側面のスイッチやコネクタ類は、PSP-2000でかなり変更されている。
まず、PSP-1000とほぼ変更がない点は、LRボタンとUSBコネクタ、電源ボタンだ。これらは、位置はもちろん、形状などもほぼ変わっていない。
しかし、それ以外のスイッチやコネクタ類は大きく仕様が変更されている。まず、本体前面のヘッドホン端子と外部電源供給端子だが、ヘッドホン端子は横の拡張コネクタ部分の仕様が変更されており、従来のリモコンケーブルは利用できなくなっている。
なお、この拡張コネクタは、PSP-2000で追加された新機能の中でも最も注目されている、映像出力機能を実現するための変更が施されているために、形状の変更はもちろん端子数も大幅に増えている。
また、外部電源供給端子は、ACアダプタを接続する部分の形状自体は全く同じだが、PSP-1000の外部電源供給端子の下部にあった2つの端子が省かれている。とはいえ、もともと使われることのなかった端子なので、なくなっても特に問題はないだろう。
次に左側面。PSP-1000の左側面には、メモリースティックDuoスロットと無線LANのオン/オフスイッチが用意されていたが、PSP-2000ではメモリースティックDuoスロットのみとなっている。そして、そのメモリースティックDuoスロットは若干仕様が変更されている。位置が方向キーの横あたりに移動し、フタの形状が変更されているほか、メモリースティックDuoを挿入する向きも変更されている。PSP-1000ではメモリースティックDuoを液晶面に対して逆向きに挿入するようになっていたが、PSP-2000では液晶面に対して上向きに挿入するようになった。これまでPSP-1000でメモリースティックDuoを逆向きに挿入することがよくあったという人も、PSP-2000ならその間違いも少なくなるはずだ。
次に本体上部。LRボタンと中央部のUSBコネクタは変更がなく、USBコネクタ左右のネジ穴の位置も全く同じだ。PSP-1000向けに発売されているUSB周辺機器も問題なく取り付けて利用できる。しかし、PSP-2000ではPSP-1000にあった赤外線ポートとUMDドライブのOPENボタンがなくなっており、PSP-1000で赤外線ポートがあった部分に無線LANのオン/オフスイッチが移動してきている。赤外線ポートはこれまで一度も使われることがなく、今後も使うことがないという判断で省かれたのだろう。
また、UMDドライブは手動で開閉する構造になったため、OPENボタンが省かれている。無線LANのオン/オフスイッチは、PSP-1000のUMDドライブのOPENボタンとほぼ同じデザインとなっている。PSP-1000を使っていた人は、UMDドライブを開けるときに間違って無線LANのオン/オフスイッチに手が伸びるかもしれない(実際に筆者はやってしまった)。
最後に右側面。こちらは大きな変更はなく、電源スイッチが用意されているのみとなっている。電源スイッチは、上にスライドさせる電源オン/オフで、下にスライドさせるとHOLD(ロック)となる。
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