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「RO」の進化した姿を目の当たりにしてきました――「ラグナロクオンライン2」先行体験リポート「ラグナロクオンライン2」先行体験リポート(1/2 ページ)

かわいらしいキャラクターが魅力の人気MMORPG「ラグナロクオンライン」の最新作「ラグナロクオンライン2 Episode:0 巡りあう大地」のクローズドβテストが、8月16日よりついに開始。それに先立ち行われた先行体験会で、「RO2」の世界を冒険してきました。

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※開発段階でのプレイのため、画面表示・名称・仕様など変更される場合があります。

アバターとしての魅力満載3Dキャラクター

 2007年12月でサービス開始から5周年を迎える「ラグナロクオンライン」(以下、RO)は、今なお高い人気を維持しているMMORPGだ。その最新作となる「ラグナロクオンライン2 Episode:0 巡りあう大地」(以下、RO2)が2004年11月に発表され、楽しみに待ちこがれている人は多いのではないだろうか。「RO」プレイヤーである筆者も、その1人。「RO2」のクローズドβテストにも仕事抜きで参加する予定だったのだが、今回それよりも先に先行体験させてもらえるという話があり、2つ返事で引きうけました! というわけで、「RO2」は「RO」からどう進化を果たしたのか、しっかりと見てきました。

 まず行うのは、キャラクター作成。名前、髪の色、髪型、眉の形、瞳、瞳の色、基本武器の名称という7項目を決定する。それぞれいくつかのパターンから選ぶ方式だ。候補の数は項目によって異なるが、おおむね10パターン以上もあるので、かなり自分好みのキャラクターを作りやすいといえるだろう。ちなみに「RO2」では、種族をノーマン、エル、ディマーゴの3種類から選べるのだが、今回使用できたのはノーマンだけであった。

 筆者がプレイ前に気になっていたのは、画面表示が「RO」のドット絵から、3Dのポリゴンに変わったことだ。「RO」の魅力であるかわいらしいキャラクターの持ち味が損なわれてしまうのではないか、と心配だったのだ。だが、この心配は杞憂に終わった。実際にキャラクターを作ってみると、どれもかわいらしいキャラクターばかりで、目移りしてしまった。これは萌えます!

画像画像 女性キャラクターは、ポニーテールやでっかいツインテールなど、髪型のバリエーションが豊富
画像 頭や胴、足など14カ所に装備できるアイテムによって、装備グラフィックが変わる。性能だけでなく、自分だけのコーディネートが可能だ

自由度の広がった立体的なマップ

 作成したキャラクターは、ホードミメスにある冒険者修練場に降り立つ。ここから、「RO2」の壮大な冒険が始まるのだ。冒険者修練場は、いわゆるチュートリアル形式で基本操作を学べる施設。修練場を出る頃には、「RO2」のキモであるクエストの進め方などの、基本的な遊び方はマスターできているはずだ。

 操作方法は、「RO」とかなり変わっている。「RO」ではマウスの左クリックで移動していたのだが、「RO2」では、右クリックもしくはキーボードのW、A、S、Dキーを使って前後左右に動かす方法になった。WASDキーでキャラクターを操作するシステムはPCゲームでは一般的。マウス操作よりも微妙な方向転換ができるので、個人的にはうれしい変更点だ。

 また、ジャンプができることも特筆したい。段差や柵を飛び越えてショートカットできたりするし、何より動きのバリエーションが増えているため、操作するのがより楽しくなったのだ。ただし、ジャンプで高いところから飛び降りるとダメージを受けてしまうことは覚えておきたい。場合によっては戦闘不能になってしまうこともあるかも。ただ、飛び降りてダメージを受けたところを敵に襲われて、倒されてしまったことはあります。ちょっとカッコ悪いデスネ……。

画像 名前の文字が赤いモンスターが襲ってくるので、近くをとおるときは名前の色に要注意!
画像 操作方法や次にやるべきことを画面に表示してくれるので、とてもわかりやすい
画像 海の中を泳げるようになり、水中でも戦闘できるようになった。ただし水に潜っていられる時間は限られており、時間がすぎるとダメージを受けてしまう

1人のキャラクターで6つの職業が楽しめる

 本作のキモとも言える戦闘システムは、大幅に変更がなされている。「RO」では、レベルを上げると2次職〜転生2次職などに転職できるが、基本的に1キャラクターが習得できる職業は1つ。職業の系統は変えることができなかった。

画像 見た目は装備によって変わるので、転職しても「RO」のように見た目が変わるということはないのが残念

 対する「RO2」では「コンプレックスジョブチェンジシステム」を採用し、お金を払えば、街のNPCで職業を変えられるようになったのだ。本稿執筆中に転職可能だったのは、基本職であるノービス、剣が得意で近接戦闘に強いソードマン、魔法の使えるエンチャンター、蒸気銃を使うリクルート、盗みなどの特殊能力を持つシーフ、歌や踊りで仲間を支えるクラウンという6種類。筆者は接近戦大好きっ子なので、迷わずソードマンを選択。タフなソードマンだと、モンスターがひしめいているようなところにでも特攻できるのが魅力なのだ。

 「RO2」には、キャラクター自身のレベルであるキャラクターレベルと、職業のレベルを表すジョブレベルがあり、ジョブチェンジしてもベースレベルは変わらないが、ジョブレベルはその職業ごとに変わる。たとえば、ジョブレベル20の職業から、まだ一度もプレイしたことのない職業にジョブチェンジすれば、ジョブレベルは1となる。そして、ジョブレベル5まで育てたら、ジョブレベル20の職業に戻ることもできる。ジョブチェンジしても、1からやり直しというわけではないので、資金の問題さえクリアできれば、結構気軽に転職できそうな感じだ。

画像 街にあるカトレヤ(施設)で、現在のジョブレベルが5以上ならお金を払ってジョブチェンジできる。代金は、現在のレベルなどの、条件によって変動するようだ

 さらに、各職業を育てて使えるようになったスキルの一部は、スペシャリティスロットにセットすることで、別の職業でも使えるようになる。ただし、スロットの枠には上限があるので、すべてをセットできるわけではない。どのスキルをセットするかによって、キャラクターの性能に個性を出せるだろう。魔法も使えるソードマンや、歌って踊れるシーフなど、「RO」では考えられなかったような遊び方ができるのだ。

キャラクターだけでなく、武器も育てていこう!

画像 武器及び装備品には、耐久度があり、敵の攻撃を受けたり、戦闘不能になると耐久度が下がる。鍛冶屋にお金を払って頼めば、修理をしてもらえる

 RPGの武器は、より強力なものを購入したり、モンスターから拾うなどして、持ち替えていくのが一般的だ。だが本作はちょっと違う。敵を倒して武器の経験値を稼ぎ、武器を成長させていくシステムなのだ。

 なお、鍛冶屋では、ショートソードやロングソードといった武器のタイプを変更できるので、どの職業に転職しても同じ武器を使い続けることができるのだ。同じ武器をずっと使い続けていけばどんどん強くなるので、自然と武器に愛着が沸いてくる。筆者は、 “江戸っ子植木屋”なんて超適当な名前を武器につけてしまい、かなり後悔した。武器の名称は、よく考えて愛着のあるものにしたほうがよさそうだ。

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