マーベラスエンターテイメントの「王様物語」をはにかみながら応援――志田未来さん応援団長としてお仕事:東京ゲームショウ2007
TGS2007のブース内ステージイベントとしてWii用ソフト「王様物語」のプレスカンファレンスを開催。女優の志田未来さんが登場し、本作のCMに起用されたと発表。また発売日を2008年春と言及した。
マーベラスエンターテイメントは、東京ゲームショウ2007のブース内ステージイベントとしてWii用ソフト「王様物語」のプレスカンファレンスを開催した。イベントにはマーベラスエンターテイメントの常務取締役で本作エグゼクティブプロデューサーの和田康宏氏やプロデューサーの木村祥朗氏、そしてマーベラス応援団長に就任したばかりの志田未来さんが登場。
プレスカンファレンスでは世界初公開となるトレーラー映像が公開されるなど、これまで「Project O」として製作されていた新作の片鱗を垣間見ることができた。「Project O」改め「王様物語」は、不思議な力が宿った王冠を手にしたことで、気弱な1人の少年が国民を率いて国民の欲求や安全を守り、国を大きくしていく壮大かつ箱庭的世界が描かれる。もちろん当初は少年に人望などなく、できることも限られている。しかし、ひとつひとつ国民の要望を叶えたり国を繁栄させていくことで、ダイナミックな行動も可能になっていくと、まさにコンセプトにある「大きくするカイカン、わらわらするカイカン」が体感できる。
和田氏は「ゲームは進化を続け、CGの技術向上によりリアルな方向になっている。正直日本は一部の大手メーカーを除いて、世界に遅れを取っているのが実情です。しかし、日本にはゲーム文化発祥の地として面白いと誇れるクリエイティビティがあり、『王様物語』はそのクリエイティビティを世界に発信したいという意思の表れ」であると意気込む。
開発は現在の陣容が固まってから1年あまりで、それからも時間の多くを企画やプロトタイプの制作に費やしていたのだとか。そうして方向性を確実のものにしてか取りかかったのが今年の3月で、現在やっと今回の発表に間に合う程度まで開発は進んでいると木村氏。それでも開発度は35%程度とのこと。これだけ時間を使うのもすべては誰も見たことのないものを作りたいという確固たる意思あってこそだ。
対応機種がWiiであることについて和田氏は、ゲームが進化してリアルを追求するあまり一部のマニアのための“狭いもの”になってきているように感じたことから、ゲームの持っている新鮮な驚きなどを世代を問わず感じてほしいと、Wiiの持つ方向性と合致したからと明かす。
ちなみに本作のジャンルは「RPGシミュレーション」と冠されている。シミュレーションRPGではないことについて木村氏は、「深い意味はそれほどないのですが、小難しくしたくなかったからです。シミュレーションRPGという物語や成長要素は残しつつ、とにかくキャラクターがわらわらと簡単に動かせて、いかにもシミュレーションらしいことをさせたかった。でも、データなど小難しいことは気にしないで楽しんでほしいからあえて逆にしてみました」と、中身は複雑なことをしていてもユーザーに感じさせないような作りにしたいと語る。往年のファミコンソフトのような手軽な操作を目指しているのだとか。
なお、気になる発売日については、当初2008年としか発表していなかったものの、和田氏の要請もあり、2008年春にはと木村氏が言及する場面も。鋭意開発中とのことだが、ぜひとも不言実行、春には本作を遊びたいものである。
なお、「牧場物語」でイメージガールを務めた志田未来さんが応援団長として就任後初仕事として、本カンファレンスに登場。「王様物語」のCMにも登場することが明かされた。今後は「王様物語」に限らず、さまざまな局面で同社を応援していくと、はにかみながら力強く答えてくれた。
「王様物語」 | |
対応機種 | Wii |
ジャンル | RPGシミュレーション |
発売予定日 | 2008年春 |
価格 | 未定 |
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