「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」コーナーでWiiザッパーと出会った――カプコンブース:東京ゲームショウ2007
今回出展した8タイトルはすべてプレイアブル版となっているカプコンブース。中でも力の入れようがうかがえるのは、22台の試遊台を用意した「デビル メイ クライ 4」と、Wiiザッパーで遊べる「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」だ。
Wii用ソフト「バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ」「WE LOVE GOLF!」「宝島Z バルバロスの秘宝」、プレイステーション 3/Xbox 360用ソフト「デビル メイ クライ 4」、プレイステーション 2用ソフト「戦国BASARA2 英雄外伝(HEROES)」など、すべての出展タイトルがプレイアブル版となっているのがカプコンブースの特徴だ。
バイオハザード アンブレラ・クロニクルズはWiiザッパーを使用して試遊可能で、PS3版に加えXbox 360版も出展したデビル メイ クライ 4は試遊台を22台も用意するなど、力の入れようがうかがえる。ブースの様子とともに、試遊できたタイトルのインプレッションをお届けしよう。
●バイオハザード アンブレラ・クロニクルズ
バイオハザード アンブレラ・クロニクルズは、巨大組織アンブレラ崩壊の謎に迫るガンシューティング。シリーズに登場したクリス・レッドフィールドやレベッカ・チェンバースなどを操作して、これまでに起きた一連の事件を新たな視点で体験できるのが特徴だ。TGSバージョンでは「バイオハザード 0」序盤のステージであった列車での戦いが楽しめた。
本作ではプレーヤーの移動が自動で行われるため、ヌンチャクのコントロールスティックには視線移動が割り当てられている。Bボタンに射撃、Cボタンに武器選択、Zボタンにアクション、つまりWiiザッパーで行うのは射撃のみとなるわけだが、その分、ヌンチャクを使ってやることが多くなる。
例を挙げよう。リロードはヌンチャクを軽く振って行うが、この時、Zボタンを押しながらだとナイフ攻撃が繰り出せる。普段Zボタンは、画面上に落ちているアイテムを拾うために使用。また、「バイオハザード 4」から取り入れられたボタンを押しての回避行動などもヌンチャクを使って行う。プレイ中に気付いたのはこれだけだが、もしかするとほかにも何かあるかもしれない。
ヌンチャクでやることが多いせいか、ゾンビが現れるとヌンチャクを画面に向けてしまったり、銃の形をしているせいか、Wiiザッパーを振ってリロードしようとしたりと、操作を覚えるまでに多少の時間はかかると感じた。また、移動が自動で行われるため、アイテムを取り忘れてしまうこともあった。ジャンルが異なることからも分かる通り、シリーズファンと言えども別のタイトルをプレイするぐらいの姿勢でのぞんだほうがいいだろう。
●デビル メイ クライ 4
昨年のTGSでPS3版に触れていたため、Xbox 360をプレイした。シリーズ通してPS2でプレイしているためか、コントローラの違いに最初こそ戸惑ったものの、技の出し方などに違いはないのですぐに慣れた。また、これはPS3版にも言えることだが、昨年出展したものよりもグラフィック面は確実に磨きが掛かっており、華麗なアクションと相まって目を奪われるデキとなっている。
デビル メイ クライ 4の主人公は、悪魔の右腕を持つネロに変更となったこともあり、これまでのシリーズにはなかったアクション「デビルブリンガー」が用意されている。序盤におけるデビルブリンガーの使い道といえば、敵をロックオン時は腕が伸びて敵を近くまで引き寄せる、ロックオンしていない時は投げ飛ばせるぐらいにしか考えていなかったのだが、それだけではないことが分かった。
今回のTGSバージョンでは大きな敵が登場するのだが、この敵に対してデビルブリンガーを使用しても何の効果もない。ネロの倍以上も大きいので、当然と言えば当然だ。だが、ある条件を満たすことでデビルブリンガーが効くようになる。しかも、その時のデビルブリンガーには特別な演出が用意されているのだ。こういった要素を見つけるのも、ひとつの楽しみになるだろう。
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