アンビション、ジー・モードらが存在感を示すモバイルコンテンツコーナー:東京ゲームショウ2007
ゲームの祭典「東京ゲームショウ2007」には、大手ソフトウェアベンダーだけでなく、ケータイゲームベンダーもブースを構える。中で目を引くのがアンビションとジー・モードのブースだ。
ゲーム専用機向けの新作タイトル紹介が中心の「東京ゲームショウ2007」だが、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイルが大きなブースを構えてケータイゲームを大々的にアピールするほか、ケータイゲームを中心にタイトルをラインアップしているベンダーも、モバイルコンテンツコーナーで来場者に新作をアピールしている。
モバイルコンテンツコーナー最大のアンビションブース
モバイルコンテンツコーナーは、幕張メッセホール4の、ドコモブースのすぐそばに位置している。小さなコマに携帯端末を多数並べ、プレイアブルデモを行うコンテンツプロバイダー(CP)が多い中、このモバイルコンテンツコーナー最大のブースを設営したのがアンビションだ。
アンビションは携帯向けMMORPG「ネバーワールド」などを展開しているCP。東京ゲームショウ2007には3回目の出展となる今回は、広めのブースにバーカウンターのようなスペースを設け、来場者がいすに座ってじっくりとゲームを体験できる場所を用意した。
現在βテスト中で、この冬から正式サービス予定の新作RPG「ワールドアイスランジスタ」を始め、シミュレーションゲーム「ネバーワールドストラテジー」、アクションパズル「ネバーワールドあみぱにDX」、代表作「ネバーワールドオンライン」などが実際にプレイできる。
特にワールドアイスランジスタは、ゲーム内で自分の物語が作成でき、その物語を製本できるというユニークな機能を持つRPGなので、ぜひ体験してみたいところ。フリーワードでのコミュニケーションを実現しているのも注目だ。
また、通路を歩く人の興味を引くのが、ブースに用意されたネバーワールドストラテジーの世界を表現したフィギュアや、ワールドアイスランジスタの世界の1コマを再現したジオラマ。またブース上部には大型スクリーンも用意しており、ひときわ目立っている。
ジー・モードは「ラグナロクオンラインGAMES」「キミキス」など多数出展
もう1つ、モバイルコンテンツコーナーでイベント盛りだくさんの大きなブースを用意しているのがPC向けMMORPGと同じ世界を携帯上で実現した「ラグナロクオンラインGAMES」などを展開するジー・モード。ブースではこの秋以降配信予定の新作タイトルを展示している。
注目タイトルの1つが「ラグナロクオンライン」の世界観をもとにしているカードバトルゲーム「ラグナロクオンライン カードバトル」。またプレイステーション2で人気を博した恋愛シミュレーションゲーム「キミキス」も10月に配信予定だという。人気RPGの続編「フライハイトクラウディア2」および「フライハイトクラウディア3」や、2007年中に配信予定の立体造形パズルゲーム「ドタバタ!びるDing」などの展示もある。
また東京ゲームショウ2007会期中は、ジー・モードブース内にあるQRコードを読み取って特設サイトにアクセスすると、「ラグナロクオンライン」本編で使用可能なアイテム「リボン(朱)」のアイテムチケットID付き待受画面も入手できるので忘れずにチェックしたい。
なお、9月20日には「ケータイ少女」のドラマ化も発表された。石井めぐるさん、仲村みうさん、しほの涼さん、竹中有希さん、小池里奈さん、高木歩惟さんなどをキャスティングして実写ドラマを作成する。
ちなみにドコモブースやKDDIブースでは、ドコモダケをモチーフにした「ぷかぷか☆ドコモダケ」や「ピコピコ リスモ!」「ふりふり リスモ!」などの展示もある。
ケムコ、ユビテクノ、ゲームロフトなども試遊機を用意
ブース内にパチスロの実機とともにゲームを展示していたのはユビテクノ。パチスロメーカーの公式サイト「アビリット共和国」「岡崎ミラクルIsland」「ベルコYou遊ランド」「yama小屋」向けの未公開アプリを先行展示しているほか、パチスロゲームなども出展。さらに今夏オープンした総合コミュニティサイト「plus-U」のデモなども行っている。
iモード、EZweb、Yahoo!ケータイ、CLUB AIR EDGEと、各キャリア向けにさまざまなコンテンツを提供しているケムコは、大きなパネルを中心にブースを構成。12月以降に配信予定の「科学忍者隊ガッチャマン」をモチーフにした携帯向けRPGなどを大々的にアピールしていた。
世界各国で携帯向けゲームを配信しているゲームロフトは、特別講演などを行ったものの、ブース自体はとても小さく目立たない位置にある。とはいえ、ゲームが試遊できる端末を複数用意しているので、気になるタイトルがあれば立ち寄ってみたい。またケータイゲームのポータルサイトとも言える「アプリゲット」を提供するスパイシーソフトは、冊子の配布なども行っていた。
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