アレによく似た2D アクションゲーム「GIG Online」――タイパビリオン:東京ゲームショウ2007
ニンテンドーDSや携帯電話などモバイルゲームの展示が目立つタイパビリオンで、Advance Intelligence Modernitは数少ないPCタイトルとして、オンラインアクションゲーム「GIG Online」を展示していた。
GIG Onlineは3Dで描かれるマップの中で、2Dの可愛い2頭身キャラクターを操作し、モンスターを倒すアクションゲーム……と説明するよりも、ずばりネクソンが運営する「メイプルストーリー」に酷似した作品と言った方が分かりやすい。同社のManaging Direcotr Permbun Aimsupasit氏自ら「『メイプルストーリー』に似てるでしょう」と口にするあたり、強く意識しているのは間違いない。
GIG Onlineならではの特徴は、上下左右の動きに加えてマップに奥行きがあること。同じマップ内でも手前にいるキャラクターは大きく、奥のキャラクターは小さく描かれる。また、現実の時間とゲーム内の時間をリンクさせており、昼と夜でNPCの販売アイテムが異なり、場合によっては夜はお店は閉店。夜しかプレイ時間が取れないユーザーにはちょっと厳しいシステムだ。また夜は昼間に比べて同じモンスターでも強さがアップする。プレーヤーは最初に「トラベラー」としてゲームを開始。レベル20で5種類の1次職から1つ選んで転職できる。
クラス | 武器 | 2次転職(Lv30) |
---|---|---|
Warrior | 両手/片手剣 | KnightまたはFighter |
Adventure | ムチ | HunterまたはPirates |
Magician | マジックスティック | PriestまたはWizard |
Renger | 弓または銃 | BowmanまたはGunner |
Technician | ハンマー | BlacksmithまたはAlchemist |
タイでは現在αテストを実施中。日本を始めとする海外への展開を視野に入れており、この東京ゲームショウ期間中に日本のパブリッシャーとコンタクトを取りたいとのこと。しかし日本では「メイプルストーリー」が圧倒的な強さを見せており、他社の類似タイトルは全く歯が立たない状況だ。GIG Onlineが日本でサービスを開始する見通しは少々厳しいだろう。
タイのPCゲーム市場についてAimsupasit氏に尋ねてみたが、タイでは非常に幼いころからPCゲームに触れるのが普通で、ちょっとしたカジュアル系タイトルならば5〜6歳から遊び始めるらしい。そのためオンラインゲームは非常にポピュラーで、プレーヤーの年齢層も10〜20歳がボリュームゾーンと日本に比べるとかなり若いようだ。ネットカフェからの接続と自宅PCからの接続率は同じぐらいで、約2万店舗のネットカフェが存在しているという。ちなみにタイで人気のオンラインゲームはカジュアル系では「スカッとゴルフ パンヤ」が、MMORPGに限定すると「CABAL OLINE」が人気を集めているという。
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