最新ゲーム機をすべて分解展示!――CESA企画ブースリポート:東京ゲームショウ2007(2/2 ページ)
社団法人コンピュータエンターテインメント協会 (CESA)が、昨年、東京ゲームショウ開催10周年を記念して企画・実施した「テレビゲームミュージアム」が今年も帰ってきた!今年は過去の日本ゲーム大賞受賞作品をすべて展示するとともに、全最新ゲーム機の分解展示も行っていた。
コ・フェスタ企画ではゲームに関連する映像作品を展示
ところで、東京ゲームショウ 2007は、今年から「JAPAN国際コンテンツフェスティバル(コ・フェスタ)」のイベントとしても開催されている。コ・フェスタとは、秋に国内で集中的に開催されるゲーム、アニメ、マンガ・キャラクター、音楽、放送、映画などコンテンツ産業に関わる各種イベントが連携して開催する世界最大規模の統合的コンテンツフェスティバルのこと。それに合わせ、会場にはコ・フェスタの企画コーナーも用意されている。そのコーナーは、”ゲームから生まれた映像作品たち”というテーマで、ゲーム原作の映画やアニメーションなどを紹介する「CoFesta MOVIE SQUARE」だ。
紹介されている映画やアニメーションの多くは日本で放映されたアニメーションなどと思うかもしれないが、実際には海外で制作されたものも多数紹介されている。例えば、「スーパーマリオ 魔界帝国の女神」や「ストリートファイター」などのハリウッド映画もしっかり紹介されていた。また、「ポケットモンスター」シリーズや、「ブルードラゴン」や「アイドルマスター」、「サイレン」、「サイレントヒル」、「龍が如く」などは、アニメーションの紹介だけでなく、原作となったゲームも同時に展示。さらに、今年11月に公開予定の映画「バイオハザード III」に関しては、ゲームの展示とともに、トレーラーやメイキング映像の上映、実際に使用された衣装や小道具も展示されている。そして、ブース奥に用意されているシアターでは、映画「バイオハザード II」が上映されていた。
ただ、せっかくの映像作品を紹介するコーナーながら、実際に映像が見られるのは一部の作品のみで、多くが写真と文字による紹介が中心となっている点は非常に残念だった。また、ブース自体もかなり地味で寂しい点も気になった。「バイオハザード II」を上映するなど、頑張っていると感じる部分があったのも事実だが、鳴り物入りでコ・フェスタという新しいイベントを始めた割には、少々中途半端なものであるという印象が強かった。「世界最大規模の統合コンテンツフェスティバル」と標榜するのであれば、もう少し充実した展示内容を来年以降は期待したい。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.