人気声優の赤裸々トークと生アフレコはいかが?――SNKプレイモアブース:東京ゲームショウ2007
SNKプレイモアブースのメインステージでは「Days of Memories 声優トークショウ」が開催された。池澤春菜さんら、おなじみ人気声優が登場し、恋愛にまつわるトークと生アフレコによるミニドラマで訪れたファンを楽しませてくれた。
SNKプレイモアブースのメインステージでは、23日限定で「Days of Memories 声優トークショウ」が行われた。二階堂紅丸役の前塚厚志さんとスタッフの女性による共同司会で、4人の声優が壇上に招かれた。ステージに登場したのは、アルバ・メイラ役の佐藤佑暉さん、ソワレ・メイラ役の服巻浩司さん、麻宮アテナ役の池澤春菜さん、レオナ役の弓雅枝さん。
まずは4人に恋愛についての質問をするコーナーだ。
―― ひと夏の経験、想い出に残るような経験はありますか?
佐藤さん ありません。そういう出会いがないんです。めちゃくちゃシャイなんですよ。今も台本がないと何もしゃべれないくらいです。
服巻さん 小学3年生のときに六小のリエちゃんが好きでした。お互いの家に遊びに行ってました。
それに対して「リエちゃんは小3だったけど服巻さんは25歳くらいだったんですよね?」と池澤さんからの突っ込み。服巻さんが「そんなわけないでしょ。危ない危ない!」と切り返し、会場は笑いに包まれた。
池澤さん 高校生の時に夏休みの間だけイギリスに留学してて、そこでアシスタントティーチャーをしていたマークがすごいかっこよかったんですよ。日本に帰ってきてからも、一生懸命英語で手紙を書いて文通してました。でもね、今考えると彼はゲイだったと思います。彼のそばにはずーっとスティーブがいました……。大人になって考えてみると私のあの甘酸っぱい思いは無駄だったなと。
弓さん 高校生の時に好きだった男の子の肩にハトのフンが落ちてきて、告白どころじゃなかったことがあります、
―― どんな異性がタイプですか?
佐藤さん 僕を楽しませてくれればどんなタイプでもいいです。
これに対し、「じゃあ嫌いなタイプは?」と聞かれ「自分の意見を絶対にどんなことがあっても曲げない人はダメですね」と返答。「見かけの好みはないんですか?」とさらに突っ込まれ「常軌を逸した人はダメですけど、特に好みはないですね」と切り返す。
服巻さん 時には叱ってくれたり、時には甘えさせてくれたり、がいいですね。
そこで前塚さんから「それツンデレじゃない?」という指摘。「あ、そうか。僕ツンデレ大好きです!今わかりました(笑)」と会場を笑わせる。
池澤さん 何か1つ人に負けないものを持ってる人。それが自分の知らないものとかだと、教えてもらえると楽しいし、私もこれは絶対好きなんだ!というものがあるので、お互いに情報交換できたら楽しいな。好きなものにまっすぐな人がいいですね。
弓さん 熱い人が好きですね。
―― 異性のドキッとする仕草は?
佐藤さん スキーに行くと、帽子かぶってゴーグルつけてて素顔が分からないじゃないですか。それがすべりおわって帽子とゴーグルをとったときにドキッとします。
服巻さん 昼下がりのOLさん。できれば秋から冬にかけて。オフィスで仕事をしてお昼ご飯を買いに行くときに財布を持ってカーディガンをはおってフラッと出る。その姿にグッと来ます。
池澤さん 頭をよしよしとかわしゃわしゃされるのが好きですね。頭さわられるのって全部委ねちゃうっていう感じがあると思うんですよ。
弓 動物とか赤ちゃんに優しくしてる人に弱い。絶対いい人だと思っちゃいます。
―― 異性を口説くなどの場面で、いい声で得をしたことはありますか。できればその場面を再現してください。
佐藤さん ないなー。俺ってアルバの性格に近いんです。女性に対して入り込まないんです。アルバのセリフの「話にならんな」とか、そういう感じ。女性に「話にならんな」はないですよねえ。
これに対して周囲からは「硬派なんですね」はまだしも、「今度硬派な安井さんと2人で漫才してくださいよ」や「2人だけのトークショウやりましょうよ」と突っ込みが入った。
服巻さん 再現しましょう…。「おまえ、ホントは好きなんだろ?」
池澤さん 自分の声が普通だと思って生きているので、“得した”とかあまり自覚がないですねえ。犬が好きで、犬を猫っかわいがりしてしまうんですけど、公園のベンチで犬をかわいがっていたら、わざわざ回り込んで顔を確認されたことがありました。
すると突然、服巻さんを相手に犬を猫っかわいがるときの声を再現。服巻さんから「何のプレイだ」と突っ込みが入り、会場の笑いを誘った。
弓さん 逆に、嫌われた話。当時つきあっている人がいまして。私、電車の中で話してて興奮してくるとガーッとなってしまうんです。それが普通だったんです。で、ある日「電車の中でとても恥ずかしい思いをするから別れてくれ」と言われてしまいました。
せっかくだから、ということで前塚さんも声に関する恋愛エピソードを披露。「声を意識して使ったことはないんですけどね。学生の頃に好きな女の子がいて、男性の友人と三角関係になりまして。その友人とどっちが好きかという話で明け方まで言い合いになったんです。そこで僕が『俺の方があいつのことが好きだー!』と叫んだら、あまりに声が大きすぎて周りの人が起きてきちゃったことがありました(笑)」と語ってくれた。
続いてファンはお待ちかねの生アフレココーナー。「彼と私の東京ゲームショウ2007秋」と題された書き下ろしの台本が配られ、楽しいミニドラマが展開した。
昨年の東京ゲームショウ、昨年のKOF忘年会などから続いている世界観でのミニドラマは、マエヅカくん(前塚さん)とキョウコちゃん(池澤さん)を中心に展開する。格闘ゲーム好きな高校3年生のマエヅカくんは女の子と一緒に東京ゲームショウに行きたい。誰かいい子はいないかなと探すことになる。一方キョウコちゃんも格闘ゲーム好きコスプレ好きの女の子。素敵な男性と東京ゲームショウに行きたいと思い、相手を探している。
マエヅカくんはカスミちゃん(弓さん)を誘うが、ソワレ(服巻さん)が登場して横やりを入れる。キョウコはアルバ(佐藤さん)を誘うが、ソワレが来てこれまた横やりだ。その後マエヅカくんは謎の転校生レオナ(弓さん)、麻宮アテナ(池澤さん)にも断られて途方に暮れる。
キョウコちゃんのもとにはチョイ・ボンゲ(前塚さん)が現われて茶々を入れる。続いてアッシュ・クリムゾン(佐藤さん)が「ボンジュール、マドモワゼ〜ル」と登場。ここで池澤さんによる突然のフランス語講座というネタが盛り込まれ、会場は大いに沸いた。結果としてはキョウコも相手が見つからず途方に暮れることに。
ソワレはマエヅカくんに「東京ゲームショウに行きたがっている女の子がいたよ」とキョウコちゃんを紹介。意気投合して2人で行こう! となったところにカスミちゃんが登場し「マエヅカくん! ゲームショウに行こう!」と突然の三角関係に。さらにアルバもキョウコちゃんにゲームショウに行こうと誘いをかけ、四角関係ができあがる。そこにソワレが登場し「まあ、まあ。5人で行けば楽しいんじゃないの〜?」という展開になり、めでたしめでたし、というオチがついて、ミニドラマは終了した。
盛大に盛り上がったトークショウと生アフレコは、4人からのメッセージで締めくくられた。
佐藤さん ホントに暑い中ありがとうございました。今年もKOF忘年会やるのかな。もし忘年会あるようなら、そちらでまた会えればうれしいなと思います。
服巻さん (何か言おうとしたが、突然マイクがハウリングを起こして数秒何も言えなくなる。「まあ、もう、いいや」という感じになり)どうも、ありがとうございましたー!(笑)
池澤さん 暑い中本当に長い時間ありがとうございました。これからもKOFを、そして麻宮アテナをよろしくお願いします。
弓さん 今日はありがとうございました。毎年遊びに来てくれる方が増えていて本当にうれしいです。また来年も遊びに来てください!
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