発売目前! 「Halo 3」クリエイターインタビュー(2/2 ページ)
いよいよ今週発売される「Halo 3」。東京ゲームショウ2007の直前に来日したBungie Studioのジョンティ・バーンズ氏とジェイ・ウェインランド氏に「Halo 3」の魅力を語ってもらった。
―― 「Halo 3」はどのように展開されていくのですか。
バーンズ (Tシャツを指さして)「コルタナヲスクエ」です(笑)。「Halo 2」はマスターチーフが「これから戦いを終わらせなければならない」というところで終わったわけですが、コルタナがグレートマインドにとらわれてしまい、フラッドもまだいますし、Haloリングも存在していて、地球がコヴナントに破壊されそうになっています。「コルタナを救え」ということが鍵になります。それがすなわち地球を救えと言うことなんです。
ウェインランド コルタナさえ救えばいいんです。みんなのガールフレンドになれる究極のAIですから(笑)。
バーンズ ただし、マスターチーフしか、彼女との魂のつながりは持っていないんですけどね。
―― 「Halo」シリーズの魅力というのは、プレーヤーがマスターチーフとなって戦うだけでなく、コヴナント側の視点も描かれているなど、ただの勧善懲悪ではない重厚なストーリーが魅力だと思います。
バーンズ このほかにもフラッドという無慈悲な存在がいますね。この三者の三角関係があります。このように「Halo」ユニバースはたくさんのものを含んだ世界を描いています。そこではこれから新しい冒険も始まるのではないでしょうか(と話したところでウェインランド氏から「シーッ」という声が……)。
「Halo 3」に戻りますが、脚本家はこの3部作をしっかりと終える、というところに力点を置きました。想像力にゆだねたところも若干はありますが。この「Halo」ユニバースが精神的な世界であり、非常に複雑な構造を持つグループから構成されています。その中でも人類の生存が大事だと。
おっしゃるように、全員がマスターチーフになりきることができます。「コルタナを救え」と。しかしその単純なストーリーの中にも深みがあります。日本のゲー全体を見ると、深みのある作品もたくさん存在していますね。そういったゲームも、我々のストーリー展開にとって、かなりの役割を果たしています。「Halo 3」のストーリーには、かなりエモーショナルな部分も用意されていますので、おもしろいと思っていただければと思います。
―― ところで、ゲームシステム的に変わった部分はあるのでしょうか。
バーンズ 非常にたくさんの要素を持っているのですが、すべてをお見せしている時間はありませんので、いくつかについてご紹介しようと思いますが……。
すでにパブリックβテストでは体験していただいているかと思いますが、は今回はコミュニティからのフィードバックを重視しています。「インフェクション」というゲームが以前からありましたが、こちらのほか「フォージ」というゲームがあります。
ウェインランド 「フォージ」は8人のプレーヤーがログインして、同時にマップを修正・変更できます。武器や乗り物を付け加えたり、消したり、スポーンを変えたり、キャプチャーするための旗の位置を変えたりなど。新しくしたマップはもちろんプレイできますし、サーバにアップしてほかのユーザーにダウンロードしてもらうことも可能です。
バーンズ Bungieではプレーヤーに関するデータを解析しています。マップを使うユーザーが増えると「Bungie Favorites」というサイトに移し、そこからダウンロードして使えるようになります。Bungie.netには、こうしたマップコンテンツがどんどん蓄積されていきます。またBungie.netに行くと、どこで倒されたとか、どこで相手を倒したとか、統計、スクリーンショットなどを見ることができます。すべて英語ですが。統計+ゲーマー新聞のようなものですね。
ウェインランド Xbox LIVE経由で、セーブした写真やフォージで作ったデータ、スクリーンショットなどすべてを共有することができます。
バーンズ ぜひマルチプレーヤーでの対戦を楽しんでほしいですね。わたしのように下手でもマッチメイキングでちゃんとスキルごとに分けてくれますから(笑)。楽しめるはずです。
ウェインランド やさしいレベルでも友達とキャンペーンモードで楽しめますし。スキルがない人たちでも十分におもしろいはずです。
バーンズ アメリカではこのため、プレイしやすいゲームとして受け入れられていると思います。日本のゲーマーの方も、ぜひユニバースをコヴナントの手から守ってください。
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