超ゴージャスなレースゲームの最新作をコッソリ体験してきました:「PGR 4 - プロジェクト ゴッサム レーシング 4 -」体験会リポート(1/2 ページ)
世界の大都市を舞台に、スピードと走りの華麗さを競うレーシングゲーム「PGR」シリーズの最新作「PGR 4」が、東京ゲームショウ2007で日本初お目見え。発売に先駆けて、密かにじっくりと遊んできました。
華麗な走りが勝負を分ける、“魅せる”レース
時は東京ゲームショウ2007開催日。年末にかけて発売される期待の大作がひしめくお祭り騒ぎの中、会場の付近で「PGR 4 - プロジェクト ゴッサム レーシング 4 -」(以下「PGR 4」)のプレス向け秘密体験会が開催された。こりゃーじっくり遊びまくらなくては! というわけで、実際にゲームを遊んでみました。
「PGR 4」は、「Lamborghini Countach LP400」や「Ferrari 599 GTB Fiorano」など、誰もが一度は憧れたことがある実在の名車に乗り、新宿やニューヨークをはじめとする大都市を疾走できるレーシングゲームだ。最大の特徴は、単純な速さ(ゴールした順位)だけを競うのではなく、華麗なコーナリングや、ドリフトといったアピールテクニックでもポイント(KUDOS)が加算され、それらの総合点で競われるというルールだろう。
順位で獲得するポイントが一番高く設定されているので、スピードが重要なのは他のレースゲームと変わらない。だが、それがわずかな差であれば、より華麗な走りを見せた方が勝者となれる。
今作で新たに加わった特徴のうち最も大きなものは、レースカーに加え、Honda CBR600RR、MV Agusta F4 Sennaといったバイクが加わったこと。また、天候システムが導入され、霧、雨、雪と環境が変化することも注目ポイントだ。天候によっては、コースに水たまりやアイスバーンもできるようになった。
車とバイクの選択、時間で変化するコースの状況。前作に比べても、遊びの幅がぐっと広がった感のある「PGR 4」。というわけで、さっそく遊んでみました。
レーサーとなって世界を目指せ
本作では、まずレーサーの設定を行う。これは今作から導入されたシステムのひとつで、ひとりのレーサーとしてレースに参加することを、より明確にした形だ。レーサーは名前の他に、国籍やレーシングスーツの柄などを決める。性別もあり、男と女のキャラクターでは外見の印象が随分と変わる。この辺りにも開発者のこだわりを感じるところだ。
ゲーム開始後は、PGRショップに行くと、レース中に稼いだポイント(KUDOS)を使うことで、新しいマシンや、レーシングスーツなどを購入することができる。ショップに並んでいる商品で最も高いものはゲーマーアイコン、というあたり、Xbox 360らしさを感じた。デザインのかっこよさはもちろん、ゲーマータグに設定することで、オンラインの友達にちょっとした自慢ができてしまうというわけだ。
プレーヤーは最初はアマチュアのレーサーだが、ゲームを進めることで、ランクがあがっていき、最終的に世界一を目指すという流れになっている。
ドギモをぬいた新宿コースがパワーアップ!
まず驚かされたのは、ハイデフの大画面に映されたレーシングコースの美しさだ。「PGR」シリーズといえば、前作「PGR 3」にて、その再現度の高さで強烈なインパクトを与えた“新宿ステージ”が真っ先に思い浮かぶが、今作ではその表現力がさらにパワーアップしていた。あのアルタ前、大ガード下、新宿都庁前が、建物はもちろん、街にある看板の裏まで、緻密に再現されているのだ。
個人的によく知っている場所だけに、走っている最中、ギャラリーから「(そんな走り方をしたら)危ない危ない!」と声が飛ぶほどのリアルさを感じた。思わずレースを中断してしげしげと眺めてしまいたくなるビジュアルは、このまま街の景観を楽しむゲームにしてしまってもいいんじゃないかと思ってしまうほどだった。
コースは東京(新宿)の他、ラスベガス、ロンドン、マカオ、ニューヨーク、ニュルンブルクリンク、ケベック、上海、サンクトペテルブルグという9つの都市と、Michelin Test Trackが用意されている。華やかなラスベガス、上海の下町の雰囲気、ロンドンのビッグベンやトラファルガー広場など、観光名所としても有名な場所がたくさん登場するので、コースを眺めて海外旅行気分を満喫するのも本作ならではの要素といえそうだ。
また、それぞれのコースは、10種類ほどのサーキットに分かれていて、それぞれのサーキットで周る場所が違う。新宿でいえば、新宿駅の周囲をぐるっと1周するものから、高速道路や都庁の方へと抜けて大回りするものまである。
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