エレクトロニック・アーツは、12月20日に発売されるPC向けソフト「シムシティ ソサエティーズ」にて、エネルギー企業であるBPオルタナティブ・エナジーとコラボレーションすると発表した。
コラボレーションの内容としては、同ソフト内でBPオルタナティブ・エナジーのさまざまな二酸化炭素低減オプションを選択することにより、過度の二酸化炭素排出による危険を避けることができるようになるというもの。これによりプレーヤーは、ゲーム内で利用するエネルギー源による、地球温暖化の原因や影響を電力生産や温室効果ガス排出の観点から学ぶことができるとしている。
同ソフトでは、現実と同様に、低価格ですぐに建てられる発電施設は、地球温暖化を加速させる二酸化炭素の排出量も多くなる。プレーヤーがゲーム内で資金を節約するために、低価格の発電施設ばかり建てていると、二酸化炭素レートが上がり、臨界レベルに達すると、干ばつや猛暑等さまざまな自然災害発生の危険信号が発せられる。
またプレーヤーは、緑地環境を増やす努力をしたり、BPオルタナティブ・エナジーのさまざまな二酸化炭素低減オプションを選択することにより、過度の二酸化炭素排出による危険を避けることができる。ソフト内では水素ガスや天然ガス、太陽熱発電や風力発電を使用することで、地球温暖化の原因と影響について、分かりやすく学べるとのこと。これらのエネルギー源は周囲の環境を良好に維持し、住民を自然災害から守るが、同様にプレーヤーの資金を圧迫し、緑地を減少させたり、実際それにみあった発電をしないということもある。この結果ゲームを通じて発電や節電に関することや、現実的な地球温暖化問題を学ぶことができる。
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