「トリックスター0 -ラブ-」ユーザー懇親会を開催(2/2 ページ)
ジークレストは、同社が運営する「トリックスター0 -ラブ-」のオフラインイベントを開催。ファンを集めて、今後のアップデート内容などについて紹介された。
続いてはジークレスト パブリッシング事業部部長である岩澤泰洋氏が登壇。今後の運営方針について岩澤氏は「基本はプレイヤーに楽しんでもらうこと」として、具体的にはプレイヤーと運営との関わりを強めるべく公式サイト上でのスタッフブログ開設の予定、毎週金曜日だったメールマガジンをアップデートにあわせた火曜日への変更、毎月何かしら開催しているゲーム内イベントをさらに充実させていくと述べた。また、ごく簡単にではあるが不正対策とGMによるゲーム内巡回、プレイヤーが集中するエリアのラグとサーバダウンの回数軽減については早急な対応を意識すると同時に、今後も改善の努力を続けていくという。この他、12月の「コミックマーケットC73」への企業ブース出展決定が発表された。
前半最後のプログラムには事前にユーザーから寄せられた質問に、Ntreeveの各担当者がその場で答えてくれる、質疑応答の時間が設けられた。多くのユーザーイベントでは最も多かった質問のうち幾つか取り上げられる程度だが、この日は約20個近い質問に一つ一つ丁寧な解答が行われた。ここではその一部を紹介しよう。なお、時間の都合上解答できなかった質問についても、今後何らかの形で答えを発表するとのことだ。
Q. トリックスターのメインストーリーはこれからどうなるのですか
A. トリックスターはカバリア島を舞台に賞金目当て、あるいは自分の能力を試したい人物達の物語です。今後は新しい島が登場することで物語は転機を迎えるでしょう。エピソード3を通じてキャラクターの覚醒、トリックスターの正体が明かす過程も確認できます。
Q. レベル100以上対象の新規エリアは追加されますか。
A. 蜃気楼の島が追加される他、カバリア島の過去の世界も新エリアとして登場する予定です。
Q. アップデートの予定はどうなっているのでしょう。
A. 各地域のアップデートは、これから1ヶ月〜2ヶ月ぐらいの間隔で予定しています。これにより地域ごとの特徴が強調されるでしょう。
Q. 職業ごとの違いがあまりないので、パーティプレイででそれぞれ役割が出るようにしてほしい。
A. 根本的にトリックスターは誰でも、シングルプレイもパーティプレイでも楽しめる優しいゲームを目標にしています。しかし今後はパーティ専用クエストとダンジョン、クラス別のスキルなども実装されるので楽しみにしていてください。
Q. 中高レベル用の装備アイテムはこれから追加されますか。
A. これからも装備アイテムはもちろん追加実装されていく予定です。既存アイテムよりも、より良いものが出てくるでしょう。また、レベル200以上のための装備やユニークアイテムも出てくるでしょう。
Q. 新しい合成素材が出回ると、以前の合成素材は使えなくなるのでしょうか?
A. 従来のアイテムに全く価値がなくなるということは、まずありません。新しいアイテムが出る時には、なるべく早めにお知らせしますのでその点は安心してください。
イベント後半は前半までの真面目な空気が一変。冒頭で述べたとおり、声優の辻あゆみさんによるトーク、オリジナルWebMoney、トリックスターポストカードなどがもらえるビンゴ+クイズによるミニゲーム大会などが行われぐっと和やかな雰囲気に。特にミニゲーム大会はビンゴに当たった上で、さらにトリックスターに関するクイズに答えないと豪華賞品がもらえない仕組みだ。辻さんが問題を読み上げると、どれもこれも会場にどよめきが起こるほどの超難問だったらしく、正解率はちょっと低めだった。ちなみに出題されたクイズは以下の通り。あなたは答えられるだろうか?
- トリックスターのキャラクタータイプは、攻撃系・魔法系・感覚系とあと1つは何?
- セブンプリンセスのリーダー、ローズマリーを除いたメンバー6人の名前を全部
- 魅力系のスキル、シェイプアップで必要なアイテム個数は幾つ?
- 二次転職クエスト「16の試練」で第10関門目に出てくるモンスターは何?
- モンスターギルドのマスコットの名前は?
続く懇談会では、招待制ということで1人参加したユーザーがほとんどにもかかわらず、会場のあちこちに小さなグループが自然に出来上がり、ユーザー同士でトリックスターの会話がかなり弾んでいたようだ。Moonプロデューサーや岩澤氏が会場を回って話しかけると、熱心に意見を述べるユーザーの姿もあちこちで見られた。
今回のイベントについて、ジークレストの岩澤氏についてお話を聞いてみたところ「元々、大掛かりなイベントにするつもりはなかったので、公式サイトでの告知も小さく目立たなくしました。私たちがこれからやろうとしていること、目指している方針を大々的にではなく、密度を濃くしてユーザーに伝えたかったからです」とのこと。確かに参加者の年齢層はわりと高く、トリックスターというタイトルへの愛情も深いプレイヤーが積極的に参加したようだ。
また、本日発表された新システム、新エリアなどの日本での実装時期についてだが、まずは韓国で先に実装しバグの修正やバランス調整を行い安定した段階で、日本でも実装という順序になるため、多少の遅れは出るとのこと。近々のアップデートは現在12ヶ月連続アップデートを実施中で、11月と12月にもそれぞれ大きなアップデートを予定しており、レベル10〜300までと幅広いユーザー向けの新規クエスト追加実装や「マイショップ」のリニューアルが行われる。
耳と尻尾の……というキャッチフレーズと、かわいらしいキャラクターが特徴の「トリックスター0 -ラブ-」は目立たないながらも、実は根強い人気を誇るタイトルなのだ。女性比率の高さでも知られているが、実際このユーザー懇談会は、オンラインゲームのイベントとしては稀に見る女性参加者の多さであった。冒頭でも述べたとおり今後の開発予定などの発表内容をメモするユーザーも多く、トリックスターというタイトルが好きでこの場に参加している!という気持ちが強く伝わってきた。
初心者でも安心して参加できる、楽しめるタイトルというコンセプトはこれからも変えず、幅広いユーザ層を楽しませるコンテンツ充実を期待したい。
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8月から毎月アップデートが実施される「トリックスター」。この第1弾の内容が明らかになった。そこでプロデューサーの岩澤泰洋氏とディレクターの深井洸介氏にも話を聞いたので、アップデートの内容とともに紹介していこう。
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