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ジャンプとスピンで銀河を渡るWiiのマリオは、やみつきになる面白さ「スーパーマリオギャラクシー」レビュー(2/3 ページ)

今度のマリオは銀河を飛びまわり、得意のジャンプアクションでさまざまなギャラクシーに挑む。極上のアクションを堪能できるこの冬イチオシのゲーム、それが「スーパーマリオギャラクシー」なのです!

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パワースター探して東奔西走 ハチになったりオバケになったり

 本作でのマリオの最終目的は、もちろんクッパからピーチ姫を助けること。今回のクッパはグランドスターという一際大きなスターから得られるパワーで、何やら悪さを企てているようだ。銀河をも脅かすクッパの野望に立ち向かうマリオに、新しい仲間が協力をしてくれる。星の子チコと、「ほうき星の天文台」に乗ってチコたちと星の世界を旅する女性ロゼッタが本作のキーとなるサブキャラだ。

画像画像 ロゼッタもチコもとてもかわいいキャラ。プレーヤーの心を癒してくれるだろう
画像 キノピオもパワースター探しに協力してくれる

 銀河のどこかに連れ去られてしまったピーチ姫を探すために、マリオは「ほうき星の天文台」からさまざまなギャラクシーへと旅立っていく。行く先々のギャラクシーでは複数のシナリオが用意されており、それぞれクリアすることでパワースターが手に入る。パワースターの数によって行けるギャラクシーが増えてストーリーが進む、という流れだ。パワースターは「スーパーマリオ64」にも登場したパワースター、そして「スーパーマリオサンシャイン」におけるシャインと同じ存在だと考えてもらっていい。

 「ほうき星の天文台」の中にはいろんな施設があり、最初はテラスからギャラクシーに行くことができる。パワースターを集めてプレイが進行すると、テラス以外にもバスルームやキッチンなどの施設が解放されていき、新しい施設からはまったく未知のギャラクシーに行けるようになっていく。

画像 セーブデータにはMiiを使うことができ、最大6つまでデータを作ることができる
画像 各施設からは複数のギャラクシーに行ける。どこに行くかはリモコンでポインティングして決めよう
画像 各シナリオには分かりやすいタイトルがついている。パワースター目指してどんどんクリアすべし

 同じギャラクシーでもシナリオによってマップや進行ルートや目的がガラリと変わる点は、従来の“3Dマリオ”と同様だが、本作ではシナリオごとのマップの変化が顕著で、かつ、進むべき道がハッキリしているので、かなりプレイしやすいという印象を受けた。パワースターを得るまでの1つのシナリオのボリュームは割と短めのものが多く、アクションゲームファンとしては腹8分目、もっと言えば腹5分目くらいで終わるようなあっさりとしたシナリオもある。ではそれが物足りないのかというとさにあらず。シナリオごとにしっかりとアクションの面白さ、発見の楽しさを体験できるようになっているし、サクサク進む上に次から次へと新鮮なギミックが登場するので、ハッキリ言ってやめどきが見つからなくなってしまい、気がつけば何時間も経っていたということもあったほどだ。

画像画像 魅力的なサブキャラたちがたくさん登場するのでお楽しみに

 おそらくそんなにアクションが得意ではないユーザーでもあまり詰まらずに進めるだろう。全体的に初心者に優しい難易度設定になっていると言っていい。しかしコアなアクションファンの要求にもちゃんと応えているのでご安心いただきたい。後半に進めば進むほど、そしてパワースターのコンプリートを目指そうとするほど、かなりハードなプレイを強いられるだろう。間口は広く、出口は深く、しっかりと任天堂の良質アクションを堪能できることと思う。

画像画像画像 ギャラクシーによって雰囲気はガラリと変わる。千変万化するギミックの数々を味わい尽くそう

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