2度の挫折を経て「FFXI」にハマりつつある独身男性の物語(その11):ヴァナ・ディールをもう一度(1/2 ページ)
少し遅れた冒険者がお届けするヴァナ・ディール奮闘記。幼かった僕もようやくプレイ1周年を迎え、それなりに知識を養ってきたつもりですが、ヴァナ・ディールの世界はまだまだ奥が深い……。これからも日々の精進を忘れずがんばっていきますよ!!
待ちに待ったプレイ1周年記念でもらえる家具
僕がヴァナ・ディールで体験した出来事をつづっていくFFXI連載企画「ヴァナ・ディールをもう一度」も、早いものでもう1周年を迎えた。メインジョブの戦士はレベル60でAFをすべて入手し、EXジョブは暗黒騎士、召喚士、青魔道士以外はすべて取得済み、所持金は約15万ギル弱……。順調なのかそうでないのかよく分からないが、1年前と比べれば随分と成長したものだ。最近はなかなかログインする時間がなくて残念だけど、無理をせず現実世界と同じくらいにヴァナ・ディールの生活も楽しんでいこうと思う。今月は待望の拡張ディスク「アルタナの神兵」も発売されることだしね。連載当初の頃から、つたない文章を温かく見守ってくださった関係者各位、そして読者の皆様、これからもよろしく!!
と堅苦しい挨拶はこれくらいにして……。1周年をどれだけ心待ちにしていたことか!! 僕はすでに「FFXI」の世界にドップリ浸かっている友人に誘われてプレイし始めたのだが、そのとき「冒険者紹介システム」なるものを利用したのだ。詳しい解説は公式サイトで確認してもらうとして、要約すると地球時間で特定の日数が経過すると特典として超レアなアイテムが贈呈されるという、うれしいシステムなのである。その中でもっとも注目度の高いのが、プレイ開始から1年経過するともらえる家具の「飛空艇のミニチュア」だ。写真では見たことがあるけど、この装飾品がついに僕の手元に届く日が来るなんて……。これは胸のドキドキが収まりませんよ!!
早速友人と連絡を取り、足早にプレゼントをくれるNPCのもとへと駆け寄った。プレゼントの種類は飛空艇のミニチュア以外にもたくさんあって目移りしたものの、それらはすべてヴァナ・ディール内で開催されるイベントでも入手できるということなので、ここはフィギュアにのみ的を絞ることにした。念願の飛空艇のミニチュアを手に入れた僕は、友人との挨拶を適当に済ませてモグハウスへと移動。早速テーブルの上に、ちゃんと向きを考えてミニチュアをセットする。いい感じ。ちゃんとプロペラが回転していて、すごくいい感じだ! 誰彼構わず自慢したいところだが、モグハウスの中はほかのプレーヤーには見せられないんだよなぁ……。と少々ガッカリしたが、そんな僕を喜ばせてくれるサプライズなことが公式サイトに記載されてあった。
なんと、次回以降に行われるバージョンアップで、自分のモグハウスにほかのプレーヤーを招待できるというのだ。まるで僕の1周年記念を祝うかのような、実にタイミングのいい追加要素。これで飛空艇のミニチュアを自慢できる願いが叶うわけだ。でもその前に、少しでもほかの家具を揃えておかないといけないな。見どころが1つだけというのはあまりにも寂しすぎる。何せ、僕のモグハウスにはテーブルが無駄に2つ、その上に小さな装飾品が何の考えもなく並べてあるだけだから……。
モテ男の代名詞「メガネ男子」に変身だぜ!!
飛空艇のミニチュアを入手したあと、友人が「サングラス取りに行く?」と誘ってくれた。一瞬、何のことかよくわからなかったが、11月8日〜11月15日まで「アルタナの神兵」の発売イベントとして「現代水晶大戦」が開催されているらしい。獣人拠点であるゲルスバ野営陣、パルブロ鉱山、ギデアス、ダボイ、ベドー、オズトロヤ城の特定の場所に出現しているHuge Crystalを調べるとクリスタルの欠片を入手することができ、それをモーグリに渡すと頭装備の眼鏡系防具がもらえるのだ。
ちなみに、このクリスタルの周囲にはイベント専用の獣人NM(ノートリアスモンスター)が出現することがあり、こいつを倒すと得られるクリスタルの欠片の数が増えるのだ。友人からの誘いを快諾し、2人ともバストゥークにいたことから6カ所のなかでも比較的難易度が低いと思われるパルブロ鉱山へ向かうことになった。
道中でもう1人の友人も参戦し、久々に遠足気分でHuge Crystalがあるポイントへ移動する。目的地に着くとすでに対象のNMはほかのプレーヤーに倒されていたあとで、容易にクリスタルの欠片を入手できた。早速バストゥークに戻ってモーグリに報告すると、目当ての装備品「伊達眼鏡」をもらうことができた。眼鏡系の装備品を持ったのがこれが初めてなので、どんなグラフィックになるのか期待しながら装備してみる。若干ピンクがかったレンズでイカツイ感じのデザインだが、強面なガルカにはそれが非常にマッチしていた。むしろガルカ用に考案された装備品ではないだろうか、と思うくらいに違和感がなく、今までの装備品のなかでもっとも気に入るものになった。次回はこの眼鏡に合うようなスーツ的な装備品がもらえるイベントが開催されるといいなぁ。きっと「ナニワの帝王」ならぬ「ヴァナ・ディールの帝王」になれるはずだ。
ちなみに伊達眼鏡は、モーグリにクリスタルの欠片を1個渡すと入手でき、20個以上渡すとHQ品の「歌舞伎眼鏡」がもらえるらしい。さらに、各ワールドでたくさんクリスタルの欠片を集めたプレーヤーには、特別賞として同系統の装備品「レッドアイズ」がもらえるとか。歌舞伎眼鏡は伊達眼鏡とデザインが同じと聞いたが、レッドアイズはどうなんだろう。その名称どおり目が赤くなるカラーコンタクト的な装備品だろうか。それだとわかりにくいか……。さすがにレッドアイズを入手するまでやり込む時間はなさそうだが、とにかくデザインが気になって仕方がない。ここは友人にがんばってもらうとするか……。
伊達眼鏡を装備してウロウロ動き回っている僕を見て、再び友人が「あと1カ所だけクリスタルの欠片を取りに行ってみようか」と誘ってくれた。先の冒険でNMの姿が拝めなかったのが唯一の心残りだった僕は、すぐさまオッケーサインを出し、次なる目的地オズトロヤ城へ向かうための準備を整えた。
テレポメアでタロンギ大峡谷へ移動し、そこからチョコボに乗って一路オズトロヤ城を目指す一行。Huge Crystalがある場所までの経路に出現する敵はレベル60の僕でも「練習相手にならない相手」ばかりなのでおびえることなくリーダーの後を付いていったが、対象のNMがかなりの強敵らしい。レベル75のプレーヤーでもまったく歯が立たずに倒されてしまうというのだ。
実際に3人で戦ってみるとその強さは本物で、レベル60程度の攻撃はスルーされるのは当たり前。残り2名はレベル75の実力を誇るものの、それでも相手のHPを削ることは容易ではなかった。友人の1人が出した救援要請を確認して駆けつけてくれたほかのプレーヤーが参戦してくれたおかげで、何とかNMを倒すことに成功。NM自体はノンアクティブなので近づくだけなら安心だが、Huge Crysalを調べると襲ってくるらしいので、高レベルのプレイヤーの方も注意してくださいよ!!
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