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膨大なクエスト数で“イヴァリース”の世界を堪能できる作品「ファイナルファンタジー タクティクス A2 封穴のグリモア」レビュー(2/3 ページ)

前作より4年、待望の続編がニンテンドーDSで登場。手軽に遊ぶことができながらも、ボリューム満点の本格シミュレーションRPGで、異世界“イヴァリース”での冒険を楽しもう。

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「FFT-A」シリーズの特徴、ジャッジロウシステムも変化

 先ほども少し述べたが、「FFT-A」で導入され、特徴でもあったジャッジロウシステムも「FFT-A2」へ継承されている。ただし前作の「破ると罰則を受ける厳しいもの」から「守っているとメリットのあるもの」へと変わっているのが特徴だ。

 「FFT-A2」では、ロウを守っている間はクランアビリティというボーナスで、回避率や命中率をアップさせたりすることができ、戦闘終了までその状態を維持できれば、ボーナスでアイテムを得ることができるのだ。逆にロウを破った場合でも「FFT-A」ほどの重い罰則はなく、前述のボーナスが得られなくなる以外は、その戦闘中、戦闘不能を回復できないことのみがペナルティとなっている。

 これにより、ボーナスがなくなるのでなるべくロウは守った方がいいが、万が一の時は破ってしまっても問題ないようになり、ストレスなく戦闘を行うことができるようになった。ただし、ロウがゆるくなった結果、「FFT-A」で行うことができたロウを利用して相手の攻撃を防ぐこと、例えばチャーム禁止のロウの日に戦闘を行えば、チャームを使うモンスターに、チャームを使われずに有利に戦うことができるといった手段を使うことはできなくなっている。また、「FFT-A2」では戦闘ごとにロウは固定されており、「FFT-A」のように日付をずらすことでロウをある程度選んで戦うということもできなくなった。

画像 今回、ロウ違反になるのはプレイヤー側のみ。代わりに罰則がゆるくなっており、破ってしまっても気にせずに戦っても平気だ
画像 2画面になったことで、常時勝利条件やロウ、行動順などを確認できるようになった点もうれしい。ただし、マップを別方向から見ることが相変わらずできないため、ユニットが密集すると見難くなる点は残念

ショップのシステムも変更に

 「FFT-A」では、ゲームの進行に合わせてある程度自動的にショップで売られている装備品が増えていったが、「FFT-A2」ではこのシステムにも変更が加えられ、敵を倒した時やクエストの報酬などで手に入る“おたから”を集めて組み合わせ、個々の装備品を作って行く形になっている。クエストの報酬以外の“おたから”は確実に狙ったものを入手することは難しく、少しでもいい装備品を入手するために、“おたから”を集めていくという楽しみが新たに加わった。

画像 ショップの“ほりだしもの”の項目を選ぶと作り出すことができる装備品が一覧で表示される。現在持っている“おたから”で作ることが出来る装備品の部分はオレンジ色に点灯する
画像 作りたい項目を選んだ後は、使用する“おたから”を選んでいく。その組み合わせでどんな性能を持った装備品ができるのかは、持っている装備品以外の場合名前も分からないため、できあがってみないと不明だ

基本的なゲームの流れ

画像 クエストは街にあるパブで受けることができる。日数の指定がないものはメインクエストだ。他にもパブではクエストの情報に繋がるうわさ話や、クエストの後日談がわかるフリーペーパーを見ることができる

 「FFT-A」では、街で発生するクエストをクリアしていくことで“シンボル”を獲得、それをワールドマップ上に配置すると移動できるマップが増えると同時に新しいクエストが発生していくという流れを繰り返すことで話が進んでいった。

 「FFT-A2」でも、「FFT-A」の流れと同じく、街で発生するクエストをクリアしていくことでストーリーが進行していく。特定のクエストをクリアすることで封鎖されていた道が通れるようになり、新しい場所へと移動することができるようになる。クエストはメインシナリオを進めることで発生するもの、特定の季節のみ発生するもの、別のクエストをクリアすることで発生するものがあり、その数は300にものぼる。

 クエストは“エンゲージ”と呼ばれる戦闘をクリアすることで解決していくが、中には特定の日数以内にアイテムを受け取って目標地点まで配達したり、依頼主が欲しがっているアイテムを届けるものなども用意されている。

 エンゲージでは、スピードの順番に行動順が回ってくる仕組みになっており、順番が回ってきたユニットごとに「いどう」と「アクション」を選ぶことができる。アクションを選ぶとさらに持っている武器で攻撃する「たたかう」と身につけているアビリティの使用を選択することができる。移動とアクションはどちらを先に行っても構わず、どちらか一方しか行わなかった場合、次に回ってくる順番が早くなるメリットがある。スピードにかなりの差がある場合、遅いユニットが1回しか行動をしていないのに、早いユニットは2回行動ができるなど、スピードはかなり重要なステータスといえる。

 行動の終わりにはどの方向を向いておくのかを選ぶことができる。「FFT-A」では、攻撃の向きによって攻撃の命中率が変化したのだが、「FFT-A2」では、命中率はどの方向からでも変わらないものの、代わりにダメージが変化するようになっている。背後から攻撃を受けるとかなりのダメージを受けるので、どの向きで行動を終えるかは損害を押さえるためには重要なポイントとなる。ただし、中には正面を向いていると100%状態異常となってしまう特殊な攻撃をしてくるユニットもいるので注意したい。

クランの運営

画像 クラントライアルをクリアすると、称号が獲得でき、関係するクランスキルが上昇する。クエストを引き受ける時に足りないスキルがある時にも役に立つ。また、称号の中にはクエストの紹介手数料やアイテムの販売価格が下がったりする便利なものがある

 クランとは、クエストを行う組織のこと。ルッソはイヴァリースへやってきた直後に出会ったシドのクランに参加することとなり、以後、実質的なリーダーとしてそのクランを率いて戦うことになる。クランは連係、技量、臨応、交渉の4つのスキルを持っており、クエストの中にはスキルが一定値以上ないと受けることができないものもある。

 また、「FFT-A2」では、“クランアビリティ”というロウを守っている間にのみ効果が発揮されるアビリティが用意されており、エンゲージ開始時にどのアビリティを使うか、自由に選ぶことができるようになっている。このクランアビリティは最初からいくつか覚えているが、強力なものはクエストの一種“クラントライアル”をクリアすることでさらに覚えることができる。クラントライアルは特殊なルールで行われるものが多く、なかなか歯ごたえがあるものとなっている。

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