こんな下品でエッチなゲームは他にない?――「NO MORE HEROES」発売記念店頭イベント
マーベラスエンターテイメントが12月6日に発売したWii用ソフト「NO MORE HEROES」の記念イベントがソフマップ秋葉原アミューズメント館で行われ、和田康宏氏と須田剛一氏がシルヴィアとシノブを従えて、トイレットペーパーを手にアピールした。
本気で仕込んだ最高のイタズラ
マーベラスエンターテイメントは12月6日、Wii用ソフト「NO MORE HEROES」の発売を記念した店頭イベントをソフマップ秋葉原アミューズメント館にて開催し、エグゼクティブプロデューサーの和田康宏氏とディレクターの須田剛一氏がトイレットペーパーを手に道行く人々に「NO MORE HEROES」をアピールした。
「NO MORE HEROES」は、オタクな殺し屋トラヴィスが全米殺し屋ランキングの頂点を目指すべく、攻め来るライバルたちを倒していくアクションアドベンチャー。和田氏と須田氏が「Wii史上(というかゲーム史上)もっとも下品で馬鹿馬鹿しいゲームはない」と、自信も持ってその快挙に胸を張るほど、ゲームは馬鹿馬鹿しい悪ノリが随所に見られる問題作となっている。会場となったソフマップ秋葉原アミューズメント館では、本作を購入すると特製トイレットペーパーが1つもらえるサービスを発売日限定で行っていた。
さて、なぜトイレットペーパーがなのか? それは本作のセーブポイントがトイレであるからにほかならない。戦闘に明け暮れる殺し屋ランカーにとって、落ち着けるパーソナルスペースはトイレしかないということらしい。
街頭に立ってアピールした須田氏に発売について感想を聞くと、「ずっとこの日が気になって、毎日予約が気になって仕方がなかった」と、売れて欲しいという気持ちでいっぱいだと素直に答えてくれた。首都圏では強いが、地方も含めた幅広い層に売れてくれれば、続編の話もあるのだそうだ。だからこそ、こうした店頭イベントを開くに至ったのだとか。
和田氏もトイレットペーパーを指し、「てめーのケツはテメーでふかなきゃいけない」とウィット(?)にとんだ冗談を横から挟みつつ、完成したものには絶対の自信があると胸を張った。
本作の見どころについて聞くと、「(トラヴィスの武器となるビームカタナの充電をするには)Wiiリモコンを上下に振らなくてはならないのですが、多分Wiiリモコン史上もっともバカみたいな使い方をしています。そこが一番笑えるポイントではないでしょうか」と須田氏。
「アクションゲームに少しでも興味があって、キャラクターが動くのがただ気持ちいいというゲームの基本が好きな方にオススメしたいです。Wiiでは絶対、というかほかのハードでもこんなゲームは出ないという自信があります。一番下品で一番エッチなゲームです」(和田氏)
「Wiiに限らず、これだけ下品で馬鹿馬鹿しいゲームは確かに出ないと思う。それが(家族向けや子供向けの感がある)Wiiで出ることがすごい。「Wii Sports」や「Wii Fit」だけでなく、その次に遊ぶのは間違いなく『NO MORE HEROES』でしょう」(須田氏)
「本気で仕込んだ最高のイタズラです。Wiiといったら家族向け、子供向けというイメージがあって、それに合わせて作り手がゲームを世に送り出すことが多いように見受けられますが、『NO MORE HEROES』は本当に作り手が作りたいものを挑戦状としてたたきつけてうまくいきました。敷居も低く、遊びやすいものになってます。本作は世界観がとんがっています。馬鹿馬鹿しくてくだらなくて下品でエッチです。それを面白がれる人ははまると思いますよ」(和田氏)
「これがトラヴィス3部作の最初が1本になります。トラヴィスを主役にした次のゲームというのも考えているので、ぜひとも『NO MORE HEROES』が売れて作っていきたいですね。皆さんが買ってくれれば続編の可能性もありますので!」(須田氏)
「常にサプライズ。次に何をやるかはその時に驚いてください」(和田氏)
最後は次回作(?)となる「トラヴィス3部作」の構想まで飛び出すほどサービス精神あふれる店頭イベントとなった。
「NO MORE HEROES」 | |
対応機種 | Wii |
ジャンル | アクションゲーム |
発売日 | 2007年12月6日 |
価格(税込) | 7140円 |
プレイ人数 | 1人 |
CERO | D区分(17歳以上対象) |
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