栄光あるジオンの名の下に、わたしは生き延びることができるか?:「ガンダムタクティクスオンライン」リポート(3/4 ページ)
“MS”という略称から真っ先に“モビルスーツ”と連想する人は要チェックなタイトル「GTO」が、1月24日より正式サービスを開始した。今回、オンラインの戦場に赴いてみたのだけど──いやはや、名を上げるのって難しいもんですね。
MSの性能差が戦力の絶対的な差ではない……のは本当かも
編制を終えたら、まずは試験運用してみよう。メニューの「演習」から、コンピュータ相手の模擬戦闘を行うことができる。オンラインで実戦に入る前の練習にもいいだろう。
なお筆者は、ここで何を思ったか、ゲームの初期状態で設定されている編制のまま、最初の演習を行ってみた。旧ザクことザクIが2体にザクIIが1体、そしてザクタンクというオーソドックスな編制である。アイテムや戦術ユニットについても、そういじらなくても良さそうに思えたからだ。
いざ演習開始。敵は陸戦型ガンダムにジムが2体、ガンタンクという編制である。量産型とはいえ腐ってもガンダム、そこへ果敢に突っ込んでいく我が隊長機ザクI。ヒートホークを振り回し果敢に奮戦するも……しかし、陸戦型とはいえ腐ってもガンダム、あっという間に葬られると、3番機、副官機と次々に落とされ、最後はひたすら逃げまくっていた4番機ザクタンクも……全滅? たった3分と40秒で4機のMSがかっ!?
やはりMSの性能差が絶対的な差なのか? などと思い、ひとまずザクIを全て排除し、隊長機には「プロトタイプ・グフ」(以下、Pグフ)、副官以下にもザクIIを2体とザクタンクを配し、パイロットや戦術も少し入れ替えて再戦。結果、辛くも勝利を収めることができた!
ただ、それでもまだ“辛くも”勝利なのである。演習でこの程度では、とても対戦になど参戦できないではないか。そして、ここから懊悩する時間が始まり、結果思い至ったのは“被害担当機”、つまり盾役を作ることだ。
盾役にするMSは防御力が高いに越したことはないが、しかし「当たらなければどうということはない」という某少佐(当時)の言葉に従い、パイロットには回避能力が高い人材からチョイス、結果スキルも「30秒間回避率が15%上昇」という「ジオン兵010」さんを起用した。戦術も「格闘」に特化したスタイルである。
これを隊長機に据え、副官機、3番機はミドルレンジからの射撃を中心とした戦術、そして4番機はアウトレンジからの支援攻撃を指示した。つまり、隊長機だけが敵と近接戦闘を行い、同時に火線も集める被害担当をこなすというわけである。
この方針の下に演習を重ね、副官機以下のパイロットやMSの組み合わせの試行錯誤を繰り返し、なんとかそこそこ戦える部隊編制に辿り着くことができた。よしよし、それではいよいよ、戦場へ繰り出そうじゃないか。
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