第11回文化庁メディア芸術祭賞贈呈式を開催
平成19年度の第11回文化庁メディア芸術祭賞贈呈式が開催された。ゲーム関連の「エンターテインメント部門」では、「Wii Sports」が大賞に、「メタルギア ソリッド 4」、「モンスターハンターポータブル 2nd」が優秀賞に輝いた。
今年で第11回目を迎える「文化庁メディア芸術祭」。文化庁とCG-ARTS協会が主催する、第11回文化庁メディア芸術祭賞授賞式には、「アート部門」、「エンターテインメント部門」、「アニメーション部門」、「マンガ部門」の各部門から選ばれた各賞の受賞者が出席した。
デジタル技術を用いて作られたエンターテインメント作品では、大賞に任天堂の「Wii Sports」が、優秀賞にKONAMIの「メタルギア ソリッド4 ガンズ・オブ・ザ・パトリオット」、カプコンの「モンスターハンターポータブル 2nd」が受賞した。
「Wii Sports」開発チーム代表として贈呈式に出席した任天堂の太田敬三氏は「これまでゲーム開発に何本かかかわってきたが、『Wii Sports』を発売したときには“流れに乗れた”と感じた。特徴的なコントローラを開発したハードウェアチーム、テレビチャンネルのようなOSを開発したチーム、それにプロモーションのチームなど、たくさんの仲間の顔が頭の中に浮かんでくる。また、水口委員の講評には、OSやメディアを含めたWiiのシステム全体に対してのものとあったが、わたしが心に感じていたことを、そのままストレートに言っていただいたと思った。今回も開発チーム代表として来ているが、Wiiプロジェクト代表としてお礼を申し上げたい」と語った。
エンターテインメント部門ではこのほか、映像作品である「気づいていますか。」、「DAYDREAM」が優秀賞に、「匂いをかがれるかぐや姫〜日本昔話Remix〜」が奨励賞を受賞した。
第11回文化庁メディア芸術祭賞を受賞した作品の一覧は、公式サイトにて一覧を見ることができるほか、2月6日〜2月17日までの11日間、東京・乃木坂にある国立新美術館では、「第11回文化庁メディア芸術祭」が開催され、受賞作品のほかに、世界43の国と地域から応募された2091作品の中から約160点が公開される。入場は無料となっている。
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