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お姉チャンと一緒に、いい汗をかこー! Wiiらしい操作方法で大きく変わった「お姉チャンバラ」最新作が登場「お姉チャンバラRevolution」レビュー(1/2 ページ)

綺麗なお姉チャンを操り、ゾンビたちをバッサバッサと切り倒していくアクションゲーム「お姉チャンバラ」が、Wiiで登場した。操作系を一新した本作、どんな感じで楽しめるのかさっそく体験してみました。

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Wiiでもセクスィーバトルを大展開!!

 2004年に、プレイステーション 2用のSIMPLE 2000シリーズとして産声を上げた「THE お姉チャンバラ」。露出度の高いおねーさんが刀でゾンビをボッコボコにし、お色気と爽快感の両方を楽しめるという、なんともデヘヘなコンセプトが大ウケ。低価格もあってか大ヒットし、SIMPLE 2000シリーズの代名詞となるまでに成長したタイトルだ。

 その後、多数の続編がリリースされ、約1年前にXbox 360で「お姉チャンバラ vorteX」が登場。過去作品とは異なるフルプライス、つまり普通のソフトとしてリリースされ、多大なるボリュームアップとハイデフならではのお色気を実現したのであった。

 そして時は流れ、約1年ぶりの続編である「お姉チャンバラRevolution」がWii用ソフトとして登場した。前作と同じくフルプライスでリリースされた本作、果たして今度はどんな驚きを体験させてくれるのであろうか!?

Wiiリモコンを振って斬る斬新な操作方法は、意外と好感触!

操作方法やプレイのコツは、ゲーム中にTIPSとして表示される。マニュアルを読まずに、すぐさまゲームを楽しめる

 「お姉チャンバラRevolution」の最大の特徴は、その操作方法だ。Wiiリモコンを縦に振るとお姉チャンが剣を振るという、失礼ながら誰でも思いつくような直感操作を採用している。移動はヌンチャクのコントロールスティックで行い、ヌンチャクを振ると蹴り攻撃を繰り出せる。なお、キーコンフィグで今までのようなパッド操作にすることは不可能。軟弱者はついてくるな、というゴーカイな仕様なのである。いやあ男らしい!

 まあ、プレイする前に文句を言ってもアレなので、さっそくゲーム開始。ビュンビュンとリモコンを振ると、それに合わせてバシバシと攻撃を繰り出す彩(主人公)。振り続ければコンビネーション攻撃、いわゆる連続攻撃も繰り出せる。

 「あれ、この操作方法って思っていたよりも全然いいんじゃね?」というのが、筆者の正直な感想だ。リモコンを振ることと、彩の攻撃との一体感がかなり高く、まんまキャラクターになりきってゲームを楽しめるからだ。敵に攻撃が当たるたびにリモコンからガシッ、ボカッと鳴り響く効果音もキモチイイ。

 本シリーズはお色気に注目されがちだが、実はバイオレンス方面の過激さもなかなかのものだ。ゾンビを斬れば血しぶきが飛び(色はピンクだけどネ)、お姉チャンの身体にふきかかる。敵からダメージを受ければ、お姉チャンは血を流し、プレイヤーは汗と涙を流しながら、心を鬼にしてゾンビに立ち向かっていくのである。スマンお姉チャンよ、これも運命なのだ、と……。

Wiiリモコンを連続して振るだけで、簡単にコンビネーション攻撃を繰り出せる。敵をロックオンすることもできるので、狙いも付けやすい
流れる血しぶき、吹き飛ぶ肉体。そして画面の外ではプレイヤーが汗を流す。色々な意味で飛び散るゲームといえるだろう

 個人的に前作で気になった移動のしづらさもバッチリ解決されており、とにかく操作するのが面白い。腕への負担も大きいように思われたが(実はプレイ前にこの点が一番気がかりだった)、小さくリモコンを振ってもしっかり反応してくれるため、想像以上に疲れなかった。参考までに、体力の無さでは編集部ダントツと思われる筆者が2時間ぶっ通しでプレイして、「いい運動になったなー」と感じるぐらい。もちろん、思いっきりWiiリモコンを振りまくれば、疲労度はより大きくなるため、より汗を流したいファンは思いっきりリモコンを振って楽しむといいだろう。

素手で殴りまくる撲殺モードにもうメロメロ

 さて、ここからはより詳細なゲーム内容に触れていこう。メインとなるのは、物語を楽しみながらゲームを進めるストーリーモードだ。こちらはキャラクター別にストーリーが用意されており、最初から遊べるのは、姉である彩と、妹の咲の、おなじみの2人。ストーリーモードをクリアすると、隠しキャラクターが登場する仕組みだ。

彩のモード、二刀流。2本の刀で敵をぶった切る、豪快な戦闘スタイルだ。Wiiリモコンとヌンチャクを適当に振れば、次々とコンビネーション攻撃が繰り出せるのもポイント

 各キャラクターには、それぞれ使用する武器が異なるモードが用意されている。例えば彩は、一刀で戦う「一刀モード」と、二本の刀で戦う「二刀モード」の2種類があり、それぞれで攻撃方法や技が異なる。これらのモードは、ヌンチャクのCボタンで瞬時に切り替えることが可能なので、登場する敵に合わせてモードを切り替えつつ戦う、といったことも可能だ。

 ここで注目したいのは、咲の「撲殺モード」だ。これは文字通り素手で戦う戦闘スタイルで、本作から新たに追加されたもの。群がるゾンビを、ボスッボスッと重いパンチで吹き飛ばしていくこのスタイルは、刀に比べて一見地味ながら、その爽快感は格別。コンビネーション攻撃の中にはデンプシーロールもあるため、ボクサー気分になりきって楽しむこともできるのだ。

 また、ヌンチャクを振ることでダッシュしてゾンビに組み付き、ゾンビを投げて攻撃できるのも、撲殺モードの大きな特徴。殴ってよし、投げてよしと、刀とはまた違った爽快感を味わえる、筆者イチオシのモードである。ダッシュを移動代わりに使えるため、機動力が高いのもナイスだ。ボッコボコにされるゾンビに多少は同情するが、殴る方も(リアルで)疲れるんですよ!! とか適当に言い訳をしつつ遊べば、小さな罪悪感を感じることなく楽しめるだろう。

パンチでゾンビを倒しまくる、咲の撲殺モード。過去シリーズにはなかった、新しい攻撃スタイルだ。爽快感もバッチリ
撲殺モードでは、敵につかみかかって投げ飛ばすことが可能。投げ技も多彩な種類が用意されている

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